物置をDIYキットでかんたん組立👍【メーカー品の設計図で初心者でも設置できます】
【更新日】2022.06.28.
物置を買って自分でDIYしたいんだけど、初心者でもかんたんに組み立てられる物置ってなにかな?ついでに、格安で物置が購入できる通販サイトを教えて欲しい...
と悩みを抱えている人の「物置のDIYがわかる」記事になっています。
記事のポイントは次の3つです。
- 初心者でも簡単にDIYできる理由
- メーカー物置の作り方をプロが解説
- 格安で物置が購入できる通販サイト
記事を読み終えると、物置をDIYで組み立てる方法がわかり、格安物置をどこで探せばいいか迷わなくなっているはずです。
当社クローバーガーデンは埼玉県の「外構と庭工事の専門会社」です。
今までたくさんの物置・ガレージ車庫・倉庫の設置工事をし、多くのお客さまに喜ばれました。
物置をDIYキットでかんたん組立👍【メーカー品の設計図で初心者でも設置できます】
小型の物置だったら、DIY初心者でもかんたんに組み立てられます。
どんな物置キットを買って、どういう風に組み立てればいいか、あらかじめ知っておきたいですよね?。
そこでこの記事では、初心者におすすめの物置DIYキットを紹介し、基礎工事から転倒防止対策まで順番に解説していきます。
もし物置の購入を考えているなら、ページの最後のほうで「30%offで格安物置が買える通販サイト」を紹介しているので、そっちも読んでみてください😊
※このページ内の「メーカー物置」とは、大手メーカー3社(イナバ・タクボ・ヨドコウ)の物置を指しています。あらかじめご了承ください。
このページの内容
それでは、ひとつずつ解説していきます。
メーカー物置=DIYキット?
- キットとは?
- メーカー物置=DIYキットです
- 初心者でも簡単にDIYできる理由
キットとは?
キットを広辞苑で調べると、「組立て模型などの部品一式」「工具・用具一式」とあります。
また、「物置 キット」と検索すると、木製の物置小屋の画像が多く表示され、イナバ物置のような商品は出てきません。
もともと「物置小屋キット」とは欧米の発想のようで、DIYで物置を作るなら「木製の物置小屋」という考えが定着しているようです。イナバ物置のようなメーカー商品は日本独特のもので、日本以外には存在しません。
メーカー物置=DIYキットです
広辞苑に書かれているキットの説明を解釈すると、「メーカー物置=DIYキット」と考えることもできます。
なぜなら、イナバ物置などのメーカー品を買うと、組立て部品+工具まですべて入ったセットで販売されているからです。
もし「木製の物置小屋キットの組立方法」を期待して読んでいる人はスミマセン🙇これ以上読んでも価値はないので、検索ページに戻ってください。
こだわりがないならメーカー物置にしよう!
その理由は、メーカー物置は日本製で、ちゃんと設置すれば半永久的に長持ちするからです。
「物置小屋キット」は木製が多いので、ペンキの塗り替えや防腐処理が必要になります。作った当初はうれしいからいいのですが、飽きてきた頃に塗装の塗り替えなどはかなりめんどくさいです。
物置をただの収納場所と考えるなら、ぜったいイナバ物置などのメーカー品をおすすめします。物置を一生のパートナーとするなら、おしゃれなヨーロッパ風の物置小屋(ユーロ物置・ジョイフル本田など)をすすめます。
初心者でも簡単にDIYできる理由
なぜなら、メーカー物置にはわかりやすい設計図(仕様図面や組立説明書)が入っていて、初心者でもかんたんに組み立てられるからです。
物置のDIYで難しいのは「基礎部分」だけで、これができれば物置はほとんど完成したと言えるでしょう。
このページ内の「メーカー物置をDIYキットで作ってみよう!」で詳しく解説していくので、あなたがDIY初心者でも大丈夫なので安心してください。
物置の費用をかんたんに調べる方法
物置は安い商品から高額商品まで幅広くあり、見積もりする前に値段・価格を知りたいですよね?
そこでここで紹介する記事では、物置の値段・価格をかんたんに調べる方法を紹介し、7つの例をあげて工事費込み相場まで解説します。
記事のポイントは次の3つです。
- 値段・価格を調べる方法
- 設置費用の相場はどのくらい?
- 7つの例で価格相場を解説
物置の費用の詳細はこちらへ
簡単!?物置の値段・価格を調べる方法🤔【7つの例で相場も解説します】
メーカー物置をDIYキットで作ってみよう!
- 基礎ができれば99%完成です!
- 組み立てのコツは「設計図どおり順番にやる!」
- 組み立ての手順をかんたんに紹介
- 転倒防止のための風対策3つ
- 組み立てに必要な道具3選
イナバの小型物置「シンプリー」を例にして解説
なぜなら、物置の売れ筋は小型タイプで、女性でもDIYでかんたんに組み立てられるからです。
イナバ物置のサイトへ行くと、図面が無料でダウンロードできます。このページではその図面を参考にしながら、順番にDIYでの設置方法を解説していきます。もちろん物置を購入すれば、図面はダンボール内に入っています。
タクボでもヨドコウでも無料で図面がダウンロード可能で、すぐ下にリンクを貼っておくので参考にどうぞ。
- イナバ物置:≫ダウンロードページ
- タクボ物置:≫ダウンロードページ
- ヨド物置:≫ダウンロードページ
解説する物置はこれ!
イナバ物置シンプリー[MJX-219E]
カタログ価格:¥129,000~
サイズ:幅216cm×奥行90cm×高さ190cm
イナバの小型物置「シンプリー」の中では、最も大きいサイズの物置です。幅・奥行き・高さとも申し分ない大きさで、奥は棚板収納でき、手前は長ものを収納できる優れもの!
10万円以下で買えるイナバ物置なら、このMJX-219Eがいちばんおすすめです。
この物置を例にして、初心者でもわかりやすいように説明していきます。
物置の基礎ができれば99%完成です!
- 寸法どおりちゃんとやろう!
- レベル出しの方法(水平にする)
- 物置の下はコンクリートが理想
寸法どおりちゃんとやろう!
なぜなら、物置を組み立て始めたら、基礎ブロックの位置は変更できないからです。
ここでは6個のコンクリートブロックが必要で、これはキットに入っていないのでホームセンターなどで買ってきましょう。長さ40cmのブロックをそのまま使っても大丈夫で、わざわざ半分に切る必要はありません。軽量ブロックはすぐボロボロになるので、重量ブロックを買いましょう。
配置のやり方は、
- まず外側の4つのブロックを置く
- 中間付近に残り2つのブロックを置く
なるべく見た目をかっこよくしたいなら、ブロックはコーナー用(ちょっと上画像真ん中)とヨコ用(ちょっと上画像の右側)を使いましょう。コーナー用は外側4カ所、ヨコ用は中間2カ所に使い、くぼんだ部分が見えるよう置きます(空いた穴が見えないように)。
レベル出しの方法(水平にする)
基礎ブロックが平らでなくても、アルミレールで少し調整できます。
しかしあくまで微調整なので、ブロックをバッチリ水平に設置できれば物置の組み立てがものすごく楽になります。
コツは以下の3つで、
- 地ならし・地固めをしっかりやる
- 水糸を仕上げ面にぴったり水平に貼る
- ブロックの下はモルタルだと融通がきく
水糸を水平に貼る方法は、まず鉄筋か棒を用意し、地面に#の形になるように8カ所指します(図面の寸法どおりに)。そのあと、仕上げの高さを1本の棒に赤鉛筆で印をつけます。まっすぐな棒を探しその上に付属の水準器を乗せ、残りの7本に仕上げ高さを移して印をつけます。印の位置に水糸を貼ると4カ所が重なるようになり、そこに水糸ぴったりに基礎ブロックを置きます。
基礎ブロック下はモルタルを使うと融通がきき、水平に設置しやすくなります。モルタルが乾くまで、1日置きましょう。
この基礎工事は、いつも作っているプロなら1時間で終わります(でもプロだって、初めての時は時間がかかります...)。しかし初心者がやると難しいので、1日かけてもいいでしょう。
その理由は、基礎ブロックさえ寸法どおり水平に設置できれば、物置は99%完成したようなものだからです。下が水平なら、物置の組み立てはものすごく簡単ですよ!
物置の下は土間コンクリートが理想
なぜなら、物置下が湿った状態にならないので、物置本体が劣化せず長持ちするからです。
私の実家にある2台の物置は、下が全面コンクリートなので、10年以上たってもまだ元気に活躍しています。扉の開閉も今だにスムーズ!
逆に最悪なのは、物置の下が土だけの状態です。いつも湿った状態なので汚くなりがちで、虫の絶好の住みかになってしまいます...😱
もしコンクリートが難しいなら、砂利の上に物置を置きましょう。コツは5cm以上の砂利を敷くことで、砂利はホームセンターで安く売っています。また、砂利の下には防草シートを敷いておくと、雑草が生えにくくなるので覚えておきましょう。
組み立てのコツは「設計図どおり順番にやる!」
ものすごく大事なので、もう一度繰り返します。
設計図どおり順番にやる!
とくに「順番に」というのが大切で、設計図を見ないでやるとあとでやり直しなります。
経験談です【必読!】
ずっと前、親方と一緒にガレージ車庫を組み立てた時の話です。
親方が率先して私に指示を出していたのですが、途中で「あれっ?」と部材がはまらなくなりました。あれこれ試してもうまくいかず、私が図面を見て「換気扇をつけ忘れている」ことに気づきました。そこで壁材を全部外し、換気扇をつけ直しました...
親方は「ガレージなんて図面見なくてもできりゃあ!」と凄んでいたのに、見落として無駄な時間を使ってしまいました。そこから私が図面を見ながら、親方に指示しながら一緒にやりました。
つまり、決して私が優秀なんて自慢したいんじゃなく、図面どおりやれば失敗せず、しかも嫌なムードにならずに仕事がスムーズ終わったということです。
あなたが家族と一緒に物置を組み立てるなら、この話を覚えておいて気をつけて作業してください。もしあなたが父親なら、威厳が地に落ちます...😅
組み立ての手順をかんたんに紹介
- 必要な道具は入っている
- かんたんな組み立ての流れ
- 棚板はいつでも変更できる
必要な道具は入っている
メーカー品の物置を購入すると、必要な道具は一緒に入っています。
水準器はベースを水平にするのに使い、ボックススパナは六角ボルトを止めるのに使います。使うボルトが1種類だけなのが、DIY初心者にはうれしいです。
これはイナバ物置だけでなく、タクボでもヨドコウでもこれらの道具は入っています。わざわざホームセンターに行って、探す必要はありません(とくにスパナのサイズを合わすのって大変!)。
かんたんな組み立ての流れ
基礎ブロックとベースプレートの設置は、すでに上記しました。
そのあとは順番に、
- 側板の取り付け
- 壁パネルの取り付け
- 屋根の取り付け
- 床パネルの取り付け
- 棚支柱・棚板の取り付け
- 扉の取り付け
となり、最後に戸当たりを調整し、ドアがスムーズに動けば完成です。
もしここでドアが動かないと、物置本体が「ねじれている」ことになります。基礎ブロックからやり直しとなるので、注意してください。
棚板はいつでも変更できる
棚板はすべた完成してからでも、位置変更がかんたんにできます。
これがメーカー物置のメリットのひとつで、木製物置だと釘を打ったりベニアを切ったりと変更がめんどくさいです。
またオプション品も豊富で、棚板の追加・スライド床・タイヤ止めなどもつけられます。かなり重いものを乗せても大丈夫ですよ!
転倒防止のための風対策3つ
強風や台風対策は、アンカー工事とワイヤー工事の2種類があります。理想は、この2つの工事を両方やることです。
また物置が完成したら、すぐに収納したいものを入れましょう。物置がより重くなり、風邪対策にもなります。ちなみに物置本体の重量は、軽いものは40kgぐらい、重いものは140kgぐらいです。
- 地面が土の場合のアンカー工事
- 地面がコンクリートの場合のアンカー工事
- ワイヤー工事
地面が土の場合のアンカー工事
外側4カ所の基礎ブロックぎりぎりに穴を掘ります。大きさは25cm角ぐらいでいいでしょう。
物置本体にアンカープレートをアンカーボルトで取り付け、プレートを掘った穴に入るようにします。そこにコンクリートを流し込みましょう。
ポイントは基礎ブロック下の土が崩れるので、先にコンクリートを用意し、すぐに流し込めるようにしておくことです。
地面がコンクリートの場合のアンカー工事
コンクリートに穴を開け、アンカープレートをM8かM10のオールアンカーで固定します。
穴を開ける機械が必要で、ホームセンターでレンタルしてもいいでしょう。オールアンカーも自分で用意する必要があります。
ポイントは穴あけ機をしっかり握って、穴をあけることです。軽い気持ちでやると、手首が持ってかれてケガをするので注意してください。
ワイヤー工事
物置屋根に、同封されている「鎖取り付け金具」を取り付けます。
金具に穴が空いているのでそこにワイヤーを通し、建物・フェンス・庭木などにワイヤー(市販品)を固定すればOKです。
また、台風が来そうになったら、ロープ固定する方法もあります。いろんな方法があるので、ネットで調べてみてください。
物置の組み立てに必要な道具3選
メーカー品の物置を購入すると、必要な道具はいっしょに同封されています。
わざわざ道具を買う必要はないのですが、あれば「その後のDIY生活が楽になる」道具を3つほど紹介します。
- インパクトドライバー
- ハンマードリル
- 脚立(2mぐらい)
プロも使うおすすめインパクトドライバー(安い!)
われわれプロの外構業者も毎日使うインパクトドライバーで、マキタ製品です。一家に一台あってもいいでしょう。
軽くて安い!のが魅力で、これ1台あればどんな日曜大工でも楽チンになります。女性でも簡単に扱えますよ!
ハンマードリルでコンクリートの穴あけ
物置のアンカー工事にハンマードリルは必要です。しかし一般家庭ではあまり使わないので、ホームセンターでレンタルしてきてもいいでしょう。
上記のインパクトドライバーでもコンクリートの穴あけはできますが、寿命がすごく縮むのでやめましょう(素人はやりがち...)。
2mぐらいの脚立はあると便利
小型物置なら、イスさえあれば組み立てられます。
なぜなら、屋根の上からボルトを止めるような作業はないからです。
しかし今後のことを考えて、2mぐらいの脚立を購入し、新しい物置に入れておきましょう。高い場所の掃除も、かんたんにできるようになりますよ。
- ≫脚立:2m以上が良い(楽天リンク)
【格安30%OFF】物置のおすすめ通販を紹介
この記事を読んだ人の中には、まだ外物置を持ってない人もいますよね?
そこで一流メーカー物置のほとんどが30%OFFで買える、お得な通販サイト「エクスショップ」を解説した記事を紹介します。
- 国内一流メーカー品が30%オフ
- 設置・組み立て工事も依頼できる
- 実際に購入した人の口コミが読める
物置だけ購入して、DIYで組み立てても良し。あるいは忙しいなら、設置工事まで一緒にやってもらってもいいでしょう。
まとめ
記事のポイントをまとめます。
- 初心者でも簡単にDIYできる理由
- メーカー物置の作り方をプロが解説
- 格安で物置が購入できる通販サイト
以上の3つです。
この記事では、DIYキットを使った、物置の組み立て方法をかんたんに解説しました。いかがだったでしょうか?
イナバ・タクボ・ヨドコウの3大物置メーカーの商品も、いわゆる「物置小屋」と一緒でDIYキットと呼べます。説明図でわかりやすく手順を説明してあるので、DIY初心者でもかんたんに設置可能です。
また、物置を格安で購入できる通販サイトも紹介したので、ぜひそちらを利用してみてください。
すぐ下の関連ページで「おすすめの物置通販サイト・おすすめ物置20選・物置の値段価格を調べる方法」を解説したページリンクを貼っておきます。
興味のある方はぜひご覧になってください😊
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以上、物置をDIYキットでかんたん組立👍【メーカー品の設計図で初心者でも設置できます】…という話題でした。
更新:2022年06月28日|公開:2020年11月05日