竹垣フェンスおすすめ7選🤩【種類12コ+DIY作り方も少しだけ解説します】
【更新日】2022.02.26.
竹垣フェンスを設置しようと考えています...どんな種類があるのか教えてください。
それと参考までに、DIYでの作り方や結び方も知りたいです。
こんな人に向けて書きました。
記事のポイントは次の3つです。
- 竹垣とは?
- 竹垣の種類とDIY作り方
- おすすめの竹垣フェンス7選
記事を読み終えると、竹垣の種類とDIYでの作り方がわかり、どんなおしゃれな竹垣フェンスがあるかも分かるでしょう。
当社クローバーガーデンは埼玉県の「外構と庭工事の専門会社」です。
毎年60件以上の外構工事を行い、多くのお客様に喜んでいただいています。
竹垣フェンスおすすめ7選🤩【種類12コ+DIY作り方も少しだけ解説します】
日本庭園じゃなくても、洋風の家にアクセントとして竹垣を設置する人が増えています。
しかし、「竹垣にはどんな種類があるのか?」「自分で作るにはどうすればいいのか?」「樹脂製と天然素材の違いは何?」など悩むことが多いでしょう...
そこでこの記事では、竹垣の種類と作り方を解説し、おすすめの竹垣フェンスを7つほど紹介していきます。
どうぞ最後までご覧ください😊
このページの内容
それでは、ひとつずつ解説していきます。
竹垣とは?
- 竹垣とは?【言葉の意味】
- デメリット2つ
- メリット3つ
竹垣とは?【言葉の意味】
竹垣とは、竹を使った垣根のことです。
「垣根」とは内と外を分ける境界のことで、植木を使った垣根は「生け垣」と呼びます。
竹垣の発祥はとても古いです。昔は単に「竹の枝葉」を利用したものから始まっています。丸のまま割り竹にして使うものから、時代が新しくなるとともにデザインに工夫がされ、様々な竹垣が生まれました。
また「竹垣=純和風庭園」と考えがちですが、洋風の家でもワンポイントに竹垣を使う人が増えています。
デメリット2つ
- 天然竹は寿命が短い
- 天然の竹垣を作れる職人が少ない
天然素材の竹垣は、自然の情緒が感じられる和風フェンスです(経年変化も美しい)。
しかし、 湿った日が当たらない場所に設置すると、寿命は短く10年ぐらいでしょう。防腐剤を塗ったり、メンテナンスの手間もかかります。
また、天然の竹垣が欲しい人が減っているため、それにともない作れる職人が減少傾向です。一流の職人を探すのは大変でしょう。
メリット3つ
- 腐らない人工・樹脂製がある
- 樹脂製は寿命が長い
- おしゃれな目隠しになる
最近では、メーカーが作る人工・樹脂製の竹垣が増えています(支柱はアルミ製)。
樹脂製の大きなメリットは、寿命が長く(半永久)、メンテナンスフリーなことです。雨や日差しに強いので、腐りにくく色あせにくいのが特徴。
見た目の質感は天然素材に負けますが、自然な風合いをうまく再現していて、本物とそっくりに仕上がっています。
また、竹垣は隙間が小さいフェンスなので、和風の目隠しが欲しいならぴったりの商品です。
12種類の竹垣を3タイプに分けて紹介
竹垣には、まったく外部から見えなくするための「遮蔽垣(しゃへいがき)」と、向こう側が見える「透かし垣」があります。
ついでに扉としても使える「袖垣」を合わせ、3タイプあるのが特徴です。
- 【遮蔽垣(しゃへいがき)】7種類
- 【透かし垣】4種類
- 【袖垣】竹垣扉 - 1種類
1.【遮蔽垣(しゃへいがき)】7種類
丸竹や割り竹を使って、垣の間が透けていない竹垣です。おもに敷地の外囲いに使われます。
また敷地の中でも、「浴室前やリビング前」など目隠しを必要とする場所に最適です。
◆建仁寺垣(けんにんじがき)
割り竹を縦に使い、押し縁と笠をつけたもの。最もポピュラーな竹垣。
◆御簾垣(みすがき)
細い丸竹を横に使ったもので、両面から見られる。構造も簡単でよく作られる。
◆大津垣(おおつがき)
割り竹を立子とし、胴縁には同じように割り竹を使い、そこに交互に差し込んだもの。高さが自由になるので便利。
◆桂垣(かつらがき)
本来の桂垣は、京都・桂離宮の外周の生きた竹を折って垣根としたもの。通常竹穂垣を桂垣と呼ぶ。手間ひまのかかる、作り方が難しい高級な竹垣。
◆清水垣
細い竹を縦に並べたもので、スマートな印象を与える竹垣。
◆木賊垣(とくさがき)
竹を縦に並べて用いた姿が庭に植わっている木賊のようだ、ということからこの名がついた。太めの竹を半割りにしたものを使う。多くは釘どめするが、シュロ縄を掛けて見どころとする。
◆網代垣(あじろがき)・沼津垣
割り竹や篠竹を斜めに編み込んでいくもの。沼津地方では、箱根竹を使ってこの垣根を作ったので、沼津垣と呼ぶ。割り竹を使ったものは、見栄えもするし持ちも良い。
2.【透かし垣】4種類
垣の間が空いていて、中が透けて見える竹垣です。内垣として仕切りや背景などに使われます。
◆四つ目垣
最も簡素な竹垣で、味を出すのが難しい。茶庭にはつきものの垣根で、仕切り垣としてよく作られる。
◆金閣寺垣
京都の金閣寺で作られているのが本家。低い垣根で、太めの竹を使って力強さを見せるのが特徴。
◆光悦寺垣
最も特徴ある垣根。矢来垣に太い玉縁をかぶせた形式で、曲線を強調。本阿弥光悦の苔堤寺、光悦寺が本家。
◆竜安寺垣
金閣寺垣と同じように低い垣根で、矢来垣に笠をかぶせたような形式。
3.【袖垣】竹垣扉 - 1種類
上記した竹垣のデザインを利用して、建物に近くに短く作ったものを「袖垣」と呼びます。「竹垣扉」としても利用可能です。
いろいろと凝った作りのものがあり、庭と建物の見切りの役割を持ちます。
DIYでの作り方を少しだけ解説
- 天然竹を使った作り方
- 竹垣の結び方
- 竹垣の決め方
天然竹を使った作り方
寒い時期の竹を使う
使用する竹は、寒い時期に切ったものを使います。
それ以外の竹だと、虫が入りやすくなり、すぐにダメになってしまうので注意しましょう。
笠をつけたりして、雨から守れば10年くらいはもちます。また防蟻剤を塗るのも、長持ちさせるコツです。
作り方のポイント
使い前には必ず水洗いします。買ったままでは土の汚れがついているので、きれいには仕上がりません。いちばん細い金属メッシュブラシで、軽くこすって洗います。
竹を細工するときは、必ず「節どめ」にします。なぜなら節の近くでスパッと切ると、見栄えがよくなるからです。
竹の先・細いほうを「末」、根元のほうを「元」と呼びます。今でも東京の植木屋さんは、先のほうを「裏っぽ」と呼びます。「末」と「元」をしっかりと使い分けるのがポイントです。
竹垣の結び方
一般的には「いぼ結び/男結び」という結び方をします。
竹垣が交差する場所を、シュロ縄を使ってきつく結ぶ方法です。
最初は難しく感じるかもしれませんが、数多くこなせばテンポよく結べるでしょう。以前工事した現場では半日以上ヒモを結んだので、目をつぶっても結べるようになりました😅
結んだあとは、2本の紐の長さを揃えて切ると、見た目がカッコよくになります!
竹垣紐の結び方は、ホームセンター「カインズ」のサイトに写真付きで解説されています(動画あり)。「百聞は一見にしかず」です。≫いぼ結び【紐・ロープの結び方】
竹垣の決め方
どこにどのような竹垣を作るかは、場所によって決まります。
竹垣にも真・行・草的な格付けがあり、それからあまりはずれたものでは奇妙です。
また本筋は守りながら、少し崩して作ることがよくあります。「その場の雰囲気になじむ」ことが竹垣には必要です。
おすすめ竹垣メーカー5社とカタログ
日本国内にはたくさんの竹垣が売られていますが、三協アルミ・リクシル・四国化成・YKKAP・タカショーの5社が有名なメーカーです。つまりここから選べば「間違いなし!」ということです(評判口コミも良い)。
また通販サイトでは、1万円以下の安いプラスチック製品も売られています。しかし人工竹垣は壊れずに長く使えるので、一流メーカー品を買って大事に使った方がずっとお得です。
ここでは、だれでも閲覧できるデジタルカタログのリンクを貼っておきます。
われわれプロも利用する「一流メーカーのカタログ」のリンク先です。
メーカーのサイトへ行っても、カタログ記載ページを探すのは難しいのでこちらからどうぞ!
おすすめの竹垣フェンス7選
- 【安い】竹垣フェンス3種類
- 【目隠し】竹垣フェンス4種類
それぞれの竹垣フェンス詳細の見方
それぞれの竹垣フェンス詳細では、「メーカー・サイズ・価格・おすすめ度・カタログ記載ページ」を記載しています。
もし気に入った商品があったら、業者に見積もり依頼をしてみましょう。このページ最後には「【無料】庭×外構業者のかんたんな探し方」を解説したページリンクがあるので、ぜひご覧になってみてください。
お待たせしてすみません!
それでは「おすすめの安い竹垣フェンス」から紹介していきます。
【安い】竹垣フェンス3種類
格安で購入できる「竹垣フェンス」は次の3種類です。
- 四つ目垣【リクシル】
- 竜安寺垣【三協アルミ】
- 金閣寺垣【リクシル】
それでは、ひとつずつ解説していきます。
四つ目垣【リクシル】
ブロックの上に設置できる竹垣「四つ目垣」で、色は「真竹の木目調」と「黒竹のマイルドブラック」の2色から選べます。
目隠し効果は期待できませんが、安い和風フェンスが欲しい人におすすめです。
竜安寺垣【三協アルミ】
ブロックの上に設置できる竹垣「竜安寺垣」で、色は竹柄と黒竹柄の2色から選べます。
斜めに竹が入るデザインで、値段はやや高いですがおしゃれな竹垣です。
金閣寺垣【リクシル】
メーカー:LIXIL
サイズ:長さ1000、2000mm × 高さ600、1000mm
メーカー希望小売価格:¥22,000/枚~
おすすめ度:3.0★★★☆☆
ブロックの上に設置できる竹垣「金閣寺垣」で、色は真竹のブロンズのみとなっています。
なるべく安い竹垣フェンスが欲しい人におすすめです。
【目隠し】竹垣フェンス4種類
目隠し目的の「竹垣フェンス」は次の4種類です。
- 建仁寺垣【三協アルミ】
- 御簾垣【YKK】
- 大津垣【四国化成】
- 清水垣【リクシル】
それでは、ひとつずつ解説していきます。
建仁寺垣【三協アルミ】
建仁寺垣(けんにんじがき)は最もポピュラーな竹垣フェンスで、色は竹柄の1色のみ。割り竹を縦に使うのが特徴で、汚れがたまりづらいデザインになっています。
おしゃれな竹垣フェンスが欲しい人に、一番おすすめするのがこの建仁寺垣です。
御簾垣【YKK】
御簾垣(みすがき)は横に竹を並べるデザインで、構造もかんたんでよく施工されます。色は真竹長の1色のみ。
YKKの目隠し竹垣フェンスが欲しい人におすすめです。
大津垣【四国化成】
大津垣(おおつがき)は割り竹を立子とし、胴縁には同じように割り竹を使い、そこに交互に差し込んだデザインです。高さが自由になるので便利。
四国化成の目隠し竹垣フェンスが欲しい人におすすめです。
清水垣【リクシル】
清水垣は縦に竹を並べるデザインで、建仁寺垣より細いのが特徴です。スマートな印象を与えます。
リクシルの目隠し竹垣フェンスが欲しい人におすすめです。
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まとめ
記事のポイントをまとめます。
- 竹垣とは?
- 竹垣の種類とDIY作り方
- おすすめの竹垣フェンス7選
以上の3つです。
この記事では、竹垣の種類12コとおすすめの竹垣フェンス7つを紹介し、DIYでの作り方もちょこっと解説しました。いかがだったでしょうか?
天然素材の竹垣は、腐るなどのデメリットがあるのでやめたほうがいいでしょう。その代わり、樹脂製の竹垣フェンスなら、腐ったり壊れたりしなく、見た目も天然竹そっくりでおしゃれです。
柱はアルミ製で強度も十分あるので、欲しい人は業者に依頼して工事してもらいましょう。
すぐ下の関連ページで「無料で竹垣業者を探す方法・生け垣の作り方・おすすめフェンス20選」を解説したページリンクを貼っておきます。
興味のある方はぜひご覧になってください😊
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以上、竹垣フェンスおすすめ7選🤩【種類12コ+DIY作り方も少しだけ解説します】…という話題でした。
更新:2022年02月26日|公開:2020年12月23日