【シマトネリコ🌳】なぜシンボルツリーにおすすめなのか?【理由6つと育て方を解説します】
更新日:2019.09.07.
シマトネリコってどんな木なの?庭木に選ぶか迷っているんだけど...あと育て方も教えて欲しい。
と疑問を抱えている人の「シマトネリコの悩みを解決」できる記事になっています。
なぜなら、シマトネリコの特徴と育て方を解説し、あなたの家に植えるシマトネリコとしてぴったりかどうか分かるからです。
この記事のポイントは次の3つです。
- シンボルツリーにおすすめな理由
- シマトネリコの特徴や育て方が分かる
- おすすめシマトネリコの値段が分かる
記事を読み終えると、シマトネリコの魅力が分かり、もうシンボルツリーとして植えるかどうか迷わなくなっているはずです。
当社クローバーガーデンは外構と庭工事の専門会社です。年間200本以上の庭木を植え、植えた後の管理・剪定なども行っています。
【シマトネリコ🌳】なぜシンボルツリーにおすすめなのか?【理由6つと育て方を解説します】
シマトネリコは当社クローバーガーデンがおすすめする庭木です。
シマトネリコ最大の魅力は、つやのある明るい葉と繊細な枝ぶりで、涼しげな雰囲気を作り出します。特に都市近郊の洋風の庭におすすめする庭木です。カブトムシが樹液を吸いにやってくることでも有名です。
植えた後のお客様の評判もとても良く、満足度の高い庭木と言えます。
ただ植える場所を選ばず、管理もおろそかにすると、病気になったり枯れる心配もあります...でもこのページをじっくり読んでもらえれば、その解決策もしっかり解説していますので心配ありませんよ。
シマトネリコをあなたの家のシンボルツリーに選んでも間違いナシです。
このページの内容
それでは、ひとつずつ解説していきます。
シンボルツリーにおすすめな理由
シンボルツリーとしてシマトネリコを植えるメリットはたくさんあり、その中から6つを選んで解説します。その前に、シンボルツリーについて簡単に説明します。
シンボルツリーとは?
シンボルツリーとは、これからあなたの家族になる樹木のことで、新築時に植えることが多いです。記念樹として長く付き合っていくパートナーになるので、大切に育てていきましょう!
- シンボルツリーに使える常緑高木樹
- 雑木風の自然な樹形がカッコいい!
- 見た目がさわやかで涼しげな印象
- 高木なので目隠しや日陰に最適
- 洋風の庭にとても合う
- 観葉植物として鉢植えに使える
1.シンボルツリーに使える常緑高木樹
シマトネリコはシンボルツリーとしておすすめの庭木です。
当社クローバーガーデンではシンボルツリーとしてよく植え、お客様の満足度が高くクレームも少ない庭木です。
特に洋風住宅に合うその独特のたたずまいが広く認知され、飛躍的に人気を博したと言われています。
植栽例のポイントは?
写真は庭のレンガ花壇内に、シンボルツリーとして植えたシマトネリコです。
1年中葉を落とさない常緑樹のシマトネリコは、目隠し目的にも使える高木樹です。この施工例では目隠しフェンスと合わせ、効率的に目隠しの役割を果たします。
また、レンガコバ立て花壇内に植栽したシマトネリコには、暗くなるとポールライトの光が当たるので、夜のライトアップもまたおしゃれで素敵です!
2.雑木風の自然な樹形がカッコいい!
自然風の庭に合うシンボルツリーとして人気があります。
雑木風の株立ちに仕上げると、清涼感のある庭を作ることができます。
3.見た目がさわやかで涼しげな印象
シマトネリコ最大の魅力は、涼しげな雰囲気を作り出すことです。
つやのある明るい葉と繊細な枝ぶり観賞価値が高く、茂り過ぎないように枝を透かして維持しましょう。
4.高木なので目隠しや日陰に最適
シマトネリコは常緑高木樹なので、一年中葉を落としません。
目隠しや日陰に最適で、玄関前やリビング前に植えるのがおすすめです。
ただ、大きくなりすぎるのがデメリットで、狭い花壇や庭への植栽は避け、剪定で適切な大きさを維持しましょう。
5.洋風の庭にとても合う
最近は洋風ガーデンに植えるシンボルツリーとして人気が出ています。
キラキラ光る濃緑色の葉がさわやかな印象を与え、洋風ガーデンにピッタリとマッチします。またその爽やかな印象は、和風の住まいにもモダンな雰囲気を与えてくれます。
6.観葉植物として鉢植えに使える
鉢植えとして使えば、おしゃれなインテリアになります。
20年ほど前は室内用の観葉植物として使われていて、新築祝いなどのプレゼントにすると喜ばれます。
庭植えにすると生育が旺盛で大きくなるので、鉢植えだと成長が抑制され管理が楽になるのがいいですね。
注意!シマトネリコは大きくなる
花壇に植えたシマトネリコが、大きくなりすぎて困っています...
どこのサイトでもシマトネリコをシンボルツリーにすすめていますが、ちょっと注意が必要な庭木です。
大きく生長しすぎるので剪定などの手入れが難しく、広い場所を選んで植える必要があります。
そこでシマトネリコは鉢植えで育てるのはいかがでしょうか?
シマトネリコは観葉植物としても使えるので、鉢植えの場合はひとまわり大きな鉢を選び、用土は市販の観葉植物専用の培養土を使うのが簡単です。
鉢植えでは特に根腐れに注意が必要!
また、シマトネリコは暖かい場所が原産の植物で寒さに弱いので、関東から北の地域では「なるべく庭植えは避け鉢植え」を選びましょう!
鉢植えの植え替え
シマトネリコは1年に50~60cmも伸びます。
根が旺盛に成長するため、大きくなったらその都度より大きな鉢に植え替える必要があります。
もうこれ以上大きくしたくないと思ったら、鉢からシマトネリコを取り出し株分けし、また小さな鉢に植えるといいでしょう。
シマトネリコの概要
- 分類:常緑高木・半常緑高木
- 学名:Fraxinus griffithii
- 別名:タイワンシオジ
- 科名:モクセイ科
- 属名:トネリコ属
- 原産地:沖縄、インド、中国、台湾、東南アジア
- 花言葉:偉大、荘厳
名前の由来
シマトネリコの名前の由来は、島=沖縄などの南国諸島にあるトネリコ(戸錬子)という意味から。
トネリコ(戸錬子)の由来は2つあり、樹皮につく虫が分泌する白ロウを戸の溝に塗った「トヌリキ」がトネリコになまって変化したという説。
あるいは、写径の時に樹皮を煮てにかわ状にし墨を混ぜて練ったもの「トモネリコ(共練濃)」がトネリコに変化したという説があります。
常緑樹でも葉を落とす?
シマトネリコは常緑樹ですが、北関東以北の冬の気温では寒さで葉を落とすことがあります。
ただ根が成長すると落葉することがなくなりますので心配ありません。暖かくなれば葉が芽吹いて、普通の常緑樹のようになります。
シマトネリコを植えたばかりの方は覚えておいてください。
シマトネリコの特徴
- 樹高:2~15m
- 葉張り(樹冠の横幅):2~10m
- 用途:庭木(シンボルツリー)、鉢植え(観葉植物)
人気急上昇中の庭木
シマトネリコは庭木(シンボルツリー)や街路樹として最近人気があり、玄関前の目隠しとして利用することが多いです。
小さい白い花は円錐花序で枝先につき、6~7月に咲きます。葉には光沢があり、枝ぶりが繊細で観賞価値が高いため広く利用されています。
シマトネリコは寒さに弱いので冬の管理に気をつけることが大切です。
トネリコの豆知識
北欧神話ではトネリコは「宇宙樹・世界樹」とされていてユグドラシルともいいます。
世界を体現する巨大な木で、9つの世界を含み3つの層に分かれています。
第1層はアースガルド(アース神族の世界)、アルフヘイム(妖精の国)、ヴァナヘイム(ヴァン神族の国)。第2層はミッドガルド(人間の世界)、ヨツンヘイム(巨人族の世界)、ニダヴェリール(小人の世界)。第3層はヘル(死者の王国)、ニヴルヘイム(氷の国)、ムスペルヘイム(炎の国)となっています。
シマトネリコの育て方・栽培のポイント
- 適地:関東から西の本州、九州、四国
- 成長スピード:速い
- 日照:日なた
- 土壌の乾湿:湿りがち
- 耐寒性:中間
- 耐暑性:強い
- 耐陰性:中間
植えつけ、移植
シマトネリコの植えつけは春先の4~5月が適期です。
植えつけ場所は、日当たりのよいところから午前中日が入るところがよく、強い直射日光は葉焼けを起こしてしまうので注意しましょう。
庭土が砂質や粘土質の土の場合は、堆肥や腐葉土を少し多めに入れて保水性・排水性のよい土にします。根づくと根が旺盛に伸びます。
鉢植えのアドバイス
シマトネリコは観葉植物としても使えるので、鉢植えの場合はひとまわり大きな鉢を選び、用土は市販の観葉植物専用の培養土を使うのが簡単。
鉢植えでは特に根腐れに注意が必要。シマトネリコは暖かい場所が原産の植物で寒さに弱いので、関東から北の地域では鉢植えの方が良いでしょう。
水やり
シマトネリコの水やりのポイントは、夏は土が乾いたらたっぷり与えます。
冬は根腐れの心配があるため控えめにし、土の表面が白っぽく乾燥してから与えましょう。
肥料
庭植えの場合、普通の庭土であればあまり必要ありませんが、寒肥(2~3月頃)として油かすと骨粉を等量混合したものを根元に施すとよいでしょう。
鉢植えの場合、春から秋まで緩効性の化成肥料を置き肥したり、液体肥料を定期的に与えましょう。寒肥は固形の緩効性化成肥料や有機質肥料を置肥するのが簡単です。
ふやし方
シマトネリコは種子をとりまきするか挿し木で増やします。
東京付近では開花してもあまり結実しません。ただ暖地ではよく結実するので、種子は容易にとれます。
種まきは春先の4~5月が適期で比較的簡単。挿し木は6月前後が適期で、活着率が低いので数多く挿すことが大事です。
病害虫
シマトネリコには比較的病気や害虫は少ないです。
風通しが悪くなるとカイガラムシが発生するので、剪定で風通しを良くしましょう。カイガラムシはすす病も誘発するので早めに薬剤を散布して駆除すること。
まれにうどんこ病やテッポウムシの被害も見られるので、見つけたら早めに駆除しましょう。
カブトムシがシマトネリコの甘い樹液を吸うため、樹皮を剥がしたり穴を空けたりすると木が弱るので注意が必要です。
シマトネリコの剪定のポイント
自然な樹形が良い
シマトネリコは雑木風の自然な樹姿がよく強い剪定はなるべく避け、込みすぎたり大きくなって邪魔な枝の間引き程度の整枝法がよいでしょう。
シマトネリコは明確な幹と大きな樹冠を持った高木と成長するため、目的の高さに達したら芯を止めて樹高を抑制するように剪定すること。また、横枝も切り詰めて伸張を抑制しましょう。
剪定をしっかり行うと、見た目がさわやかで涼しげな印象になります。
剪定の時期
シマトネリコの剪定に良い時期は6月~7月と10月~11月です。
真夏や真冬は弱って枯れる可能性があるので、枝は切らないように剪定しましょう。
樹形をコンパクトにするのがポイント!
シマトネリコは生長が早いので、常にコンパクトに剪定する必要があります。
樹冠はいきおいよく伸び、1年に50~60cmも伸びます。シマトネリコ特有の清涼感を維持するため、枝葉を透かしたサラサラとした感じにしましょう。
シマトネリコは丈夫な樹木で、強い剪定でも枯れる心配はありません。思い切って枝を切り落とし、樹冠全体を切り戻して透かすことがポイントです。
シマトネリコの主な種類・品種
- 斑入りシマトネリコ:葉に黄白色の班が入る
- ステレオスペルマル:光沢のある葉をつける
シマトネリコの販売価格帯
シマトネリコの価格帯は¥5,000~20,000ぐらい(大きさによる)です。
背の高さは1~2.5mほどで、小さい木は鉢植えに、大きい木はシンボルツリーとして使うことをオススメします!
植え込みについて
当社クローバーガーデンで管理できる埼玉県内にお住いの方は、「植え込みのみも可能」なのでご相談ください。
埼玉県以外の方はご自分で植えるか、できればお近くの外構・造園業者に相談することをすすめます。
草花と違い庭木は素人が植えると失敗することが多いので、特に初心者の方は業者に依頼し、その後の管理の仕方をアドバイスしてもらうといいでしょう!
おすすめのシマトネリコ3選
どんなシマトネリコを選んだらいいのか、教えてください!
それでは最後に、当社クローバーガーデンがオススメするシマトネリコの商品を紹介します!
植木を植えた経験がある方なら自分で植えるもよし、初心者なら植木だけ購入して業者に依頼してもよし。業者に依頼したら、その後の手入れの仕方もこっそり教えてもらいましょう。
1.シマトネリコ株立ち1.9~2.3m
価格:¥10,800(2019年09月07日時点の楽天の価格)
評価:5.0
庭に植えるのに最も使いやすい大きさ2m前後のシマトネリコで、玄関前のシンボルツリーとして使うとおしゃれに決まります。軽やかな雰囲気とキラキラ光る小さな葉が、洋風の建物にとてもマッチします。
2.シマトネリコ テラコッタ植え
価格:¥9,180(2019年09月07日時点の楽天の価格)
評価:4.0★★★★☆
高さ1mの鉢植えシマトネリコで、日当たりと風通しの良い室内でも栽培可能です。おしゃれなインテリアになるので、新築祝いなどのプレゼントにも使えます。
3.シマトネリコ 1.0m
価格:¥8,964(2019年09月07日時点の楽天の価格)
評価:4.0★★★★☆
シマトネリコとグランドカバー低木(ドラセナ・レッドスター、マホニアコンフューサ、オタフク南天、タマリュウ、初雪カズラ、斑入りヤブラン、ゴールドクレスト、ウィルマ、ワイヤープランツ)がセットになっています。玄関先に植えるとおしゃれになりますね!
まとめ:シマトネリコは庭木に最適!
記事のポイントをまとめます。
- シンボルツリーにおすすめな理由
- シマトネリコの特徴や育て方が分かる
- おすすめシマトネリコの値段が分かる
以上の3つです。
シマトネリコ最大の魅力は、つやのある明るい葉と繊細な枝ぶりで、涼しげな雰囲気を作り出します。特に都市近郊の洋風の庭におすすめする庭木です。カブトムシが樹液を吸いにやってくることでも有名です。
当社クローバーガーデンも特にオススメする木なので、多くの人にシマトネリコの魅力が伝わったらうれしいです★
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以上、【シマトネリコ🌳】なぜシンボルツリーにおすすめなのか?【理由6つと育て方を解説します】…という話題でした。
更新:2019年09月07日|公開:2015年10月26日
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