更新日:2020.06.18.
工事費130万円。埼玉県さいたま市西区。セミオープンスタイルの外構エクステリア&庭デザイン工事の施工例です。ガラスブロックの花壇、カーポートとサイクルポート(自転車置き場)の組み合わせ、ガラスブロックが入るとおしゃれに見えます!
ガラスブロックをブロック塀に埋め込み、花壇を造作しました。20cm角のブロック(ビーキューブ)と大きさが同じなのでまとまりのある花壇に仕上がりました。
使用しているブロックの厚さは12cmなのに対し、ガラスブロックは10cmであったので、ブロックの面がそろわなく施工に苦労しました。仕上がりはガラスブロックのほうがへっこんでいるのでかっこいいですね。
ガラスブロックは光を透過、屈折あるいは反射させることによって、快適な生活環境をつくることができます。また、透明なガラスブロックは視線を透し、周囲の風景を楽しめます。暗くなりがちなブロック塀もこれでオシャレに変身です!
門柱には縦長のポストとインターホンを取付けました。門柱の幅が狭いので、ポストを施工するのにブロックを10cm以下にカットしなければならず、からり技術を要する工事でした。また、その狭いすき間に電気の線を通さなければならず、モルタルが固まるまでは門柱が動いてしまうのでヒヤヒヤものでした。
カーポートと同じ種類の物を選びました。自転車がすっきりと並べられています。また、車の後ろから荷物が出し入れしやすいように大きく開くカーテンゲートを選びました。
ガラスブロックの花壇がお客様の生活に邪魔にならないように、ただ四角く仕上げるのではなく、2度折り曲げました。そうすることでスムーズに庭への行き来ができます。ブロックを加工すると見栄えが悪くなるので、加工しないで花壇の曲げを施工するのが非常に大変でした。
玄関前の設計のポイントは人の動線です。家の中が直接見えてしまうと良くないので、目隠しフェンスを取り付けました。このフェンスを選んだのは2階のベランダの目隠しフェンスと合わせるためです。
ユニークなフェンスを取り付けました。最初は庭と同じものと考えていましたが、S様が「もっといいものをつけたい!」とおっしゃり、新製品を案内しました。
道路から玄関までの距離が決まっているので、そこに収めるように配置するのが大変でした。サイクルポートはカーポートと少し重ねることで何とか収めることができました。
お客様の車の背が高いこともあり、ハイルーフ仕様のカーポートを選びました。高所での作業で危険が伴います。アルファード、エルグランド、エスティマ、エリシオンなどの背の高い車には、ハイルーフタイプのカーポートがおすすめです。
アプローチはリンクストーンで、縁取りはインターロッキングで。人がよく歩く場所はリンクストーンを当社ではすすめています。雨に日にただのコンクリートだと滑りやすいので、樹脂舗装を選ぶと細かい砂を混ぜて施工しますので、それに足が引っかかり滑りにくくなります。
全体的に四角の形にこだわりました。まとまりのある外構になったと思います。隣地境界も当社で工事し、ボリュームのある内容でした。庭も大きく取れて家族みんなで遊べる空間も作ることができました。
ブロック塀の前に来客用の駐車スペースをつくりました。細かくすき間をいれることで、そこに植栽を施し、コンクリートにアクセントをつけることができます。
当社では基本的に、建物まわりに砂利を敷きます。これは雑草対策として、もし雑草が生えてきても抜きやすくなります。また、歩くと音がするので防犯対策にも鳴ります。もちろん土で足を汚さないためでもあります。
ブロックが20cm角で、普通より小さく目地もきれいに仕上げないといけないブロックなので、慎重に施工しました。難しかったのはガラスブロックの花壇とカーポート、サイクルポート、カーテンゲートの配置でした。大きいものを施工してから動かすのは容易ではないので、3つのアルミ金物の位置出しをしっかり考えてから施工に取り掛かりました。
⭐この現場を設計したデザイナー⭐
菅間 克己(すがま かつみ)
(公社)エクステリアプランナー
当社クローバーガーデンの設計を一手に引き受けるデザイナー
営業から設計、実際現場に出て職人作業も行い、打ち合わせから工事終了まで常に依頼主と接しています。
異業種とのコミュニケーションを大事にし、新しい視点でユニークなデザインが提供できるよう日々努力しています。
以上、ガラスブロック花壇のエクステリア工事👷【塀に変化をつけた施工例です】…という話題でした。
更新:2020年06月18日|公開:2006年12月31日