八方位と植木の関係|木の本来の力を利用する
八方位の役割

家の中心から見た八方位には、それぞれの方位の役目があります。したがって、方位の役目と植木の持っている本来の役目、木のもっているパワーを組み合わせて植栽してください。
風水的な庭木については、高さと形と落葉・常緑と陰陽のバランスをクリアしておけばいいでしょう。
木の大きさ


木の大きさですが、高くしてほしいのは西や北、北西の方位です。
築地松という出雲地方にある松の木は、風よけの塀として使われています。これは西側と北側に高く植えられ、2階建ての建物の屋根をすっぽり囲むぐらいの高さがあります。一般に家にも、もし敷地内に空きがあれば西や北、北西には大きな木を植えて、家を囲うことです。
東は朝日をさえぎらないために、あまり大きな木は植えてはいけません。
南も、建物近くにはあまり大きな木を植えないようにすることが大事です。
南や東は落葉樹がいいでしょう。夏は葉が茂っていて涼しく、冬は葉が落ちて建物に光が入るようにするわけです。日当りのことを考えると、やはり落葉樹がいいでしょう。また、大きくなる木は初めから剪定して、ある程度の大きさ以上にはならないようにしておいてください。
反対に、北や西は風を防いでくれるように常緑樹がいいでしょう。
日当りの悪いところでは、大きく家を守ってくれるほどには育ちませんが、比較的丈夫なヒバ類(カイズカイブキ、チャボヒバ、ヒムロスギ、ヒノキ、サワラ)などあったら、北や北西をしっかり守って吉相にしてくれます。
木があるということは、その下にある下草に日が当たらなく、ダメにしてしまうこともありますので、注意が必要です。


方位と植木の関係は色々あります。赤い実のなるものは東側に、黄色い実のなるものは西側に、ピンクの実のなるものは東や東南がベスト。西でも北でも吉相になります。ザクロは北側や東側がいいです。
木の種類
a) 夏に葉が茂り、冬に葉を落とす木


カエデ、モミジ類、シラカバ、セイヨウサンザシ、サルスベリ、ハギ、フジ、ムクゲ、ヤマブキ、カツラ、タニウツギ、ナツツバキ、ネムノキ、ノウゼンカツラ、ヤマボウジ、ライラック、リョウブ
b) 常緑の中高木


マツ、カクレミノ、クロガネモチ、ゲッケイジュ、ツバキ、モッコク、コノテガシワ、サンゴジュ、シャリンバイ、ユズリバ、カヤ、ソテツ、タケ、ニオイシュンラン、トベラ、チャボヒバ、ヤマモモ、ラカンマキ、タラヨウ、ソヨゴ
c) 低木


ヤブコウジ、センリョウ、マンリョウ、アベリア、アジサイ、レンギョウ、エニシダ、エリカ、オウバイ、キンシバイ、ナワシリグミ、アオキ、シャリンバイ、ボタン、ボケ、ミツマタ、ヤマブキ、ユキヤナギ、ヒイラギナンテン
d) 下草


ササ、ツタ、ギボウシ、リュウノヒゲ、クッサソテツ、ツワブキ、トクサ、ヤブラン、オニヤブソテツ、フッキソウ、ハラン
【作成日:2012年5月14日】
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