真砂土舗装の庭×使い方のコツ7選🤔【水はけ改善!デメリットもあり!?】
【更新日】2022.08.19.
庭の舗装に真砂土を使おうか迷っています😔
どんなメリット・デメリットがあるのか、それと庭づくりのポイントが知りたいです。参考になるおしゃれな施工例があったら、ぜひ見せてください。
こんな人に向けて書きました。
この記事のポイントは次の3つです。
- 真砂土舗装とは?
- 真砂土舗装の庭×使い方のコツ7選
- メリット7つとデメリット5つ
記事を読み終えると、真砂土舗装はどんなものかわかり、雑草対策にもなるきれいな庭が作れるでしょう😊
当社クローバーガーデンは埼玉県の「外構と庭工事の専門会社」です。
年間60件以上の工事を行い、多くのお客さまに喜ばれています。
真砂土舗装の庭×使い方のコツ7選🤔【水はけ改善!デメリットもあり!?】
真砂土舗装は特徴を理解して使えば、環境保全にもつながる素晴らしい舗装材です。
しかし「なぜ真砂土舗装は固まるの?」「どんなデメリットがあるの?」「庭の水はけは良くなるの?」「ボロボロになったりしないの?」「おすすめの真砂土はどの商品?」などとすごく悩むでしょう。
そこでこの記事では、真砂土舗装とはどんなものか?をまず説明し、庭づくりのヒントを7つほど解説していきます。
どうぞ最後までご覧ください😊
このページの内容
それでは、ひとつずつ解説していきます。
固まる土と真砂土とは?
- 固まる土とは?
- 真砂土とは?
- 真砂土舗装とは?
固まる土とは?
固まる土とは、土にセメントと硬化剤を混ぜ、固まるようになった土のことです(防草土とも呼ばれる)。
ホームセンターのカインズやナフコなどでも販売されていて、固まる土「まさ王」という商品も売られています。DIYでも簡単に扱えるのが特徴です。
真砂土とは?
真砂土(まさど)とは、花崗岩が風化してできた砂状の土のことです。別名まさつち。
大きな特徴は、透水性と保水性の相反する2つの性質を持つことです。そのため、建築用の客土としてよく使われ、特殊土壌として扱われています。
上記した固まる土には、真砂土をブレンドしていることが多いです。
真砂土舗装とは?
真砂土舗装とは、真砂土にセメントと硬化剤を混ぜ、固まるようになった土を舗装に使うことです。
庭園・公園のアプローチ舗装や道路の路肩に昔からよく使われ、最近では一戸建て住宅の庭にも利用されています。
固まる土=真砂土を使った庭づくりヒント7選
ここからは、真砂土を使った舗装についての解説です。
- 【デメリット5つ】駐車場の舗装には不向き!
- 【メリット7つ】水はけが良く水たまりができにくい素材
- 【おすすめ種類】四国化成の真砂土ミックスが最強!
- 【庭づくり】真砂土を使ったおしゃれな施工例
- 【施工方法と手順】DIYでも簡単にできる!
- 【値段-単価】販売価格はいくらぐらいか?
- 【通販】楽天・アマゾンでも購入できる
お待たせしてすみません!
真砂土舗装にはデメリットがたくさんありますが、それを理解して使えばとても素晴らしい舗装材です。デメリット解説後、すぐにメリットも解説するので、合わせて読んで理解を深めてください。
では、デメリットからどうぞ!
1.【デメリット5つ】駐車場の舗装には不向き!
- 寒さに弱い
- 苔が生える
- 駐車場には不向き
- 表面が劣化しやすい
- 水はけが悪い場所には向かない
いくつか詳しく解説します。
寒さに弱い
真砂土舗装は、気温5℃以下での施工を避けなければなりません。
また寒冷地で施工する場合、冬期に水を含むと凍結溶解し、表面がボロボロに劣化する可能性があります。
つまり「寒さに弱い」ということで、寒冷地では使わない方がいいでしょう。
駐車場の舗装には不向き!
なぜなら、真砂土舗装はコンクリート舗装と比較すると、強度や耐摩耗性がすごく劣るからです。
また駐車場だけでなく、歩行量が多いアプローチに施工すると、欠けたり割れたりしやすいデメリットがあります。
あくまで真砂土舗装は、おしゃれな見た目の庭が簡単に作れるということです。駐車場やアプローチなどは、強度が必要な場所は土間コンクリートで施工した方が良いでしょう。
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水はけが悪い場所には向かない
真砂土舗装をすると「水はけが良くなる」というのは、大きな誤解です!
真砂土には透水性がありますが、それは真砂土舗装の内部だけのことです。舗装の下にある土の水はけが悪いと、水たまりができてしまいます。
また水はけの影響や日陰になる場所に施工すると、いつまでも乾燥しなくて、苔や藻が生えるのもデメリットです。いずれその部分から劣化が始まり、舗装が剥がれることにもつながります。
2.【メリット7つ】水はけが良く水たまりができにくい素材
- 撤去しやすい
- 雑草対策になる
- 見た目がキレイ!
- DIYでも簡単にできる
- 落ち葉の掃除がしやすい
- コンクリートより暑くない
- 水はけが良く水たまりができにくい
いくつか詳しく解説します。
撤去しやすい
真砂土舗装はコンクリートに比べ、経年劣化しやすいです。
そのため、定期的なメンテナンスが必要になります。しかしコンクリートよりずっと解体撤去しやすく、新しく施工しなおすのも簡単です。
夏の暑さを軽減しよう!
真砂土舗装に、コンクリート並みの強度を求めるのは間違い!
少しでもコンクリートの使用を抑え、温暖化や都市化による温度上昇を避けるのが目的(ヒートアイランド現象の緩和)です。夏場は直射日光の照り返しが抑えられ、涼しい風が家の中へ流れ込みますよ!
雑草対策になる
真砂土舗装を庭にするいちばんのメリットは、この雑草対策です!
しかもDIYでもかんたんに施工でき、一般的な「防草シート+砂利」と比較してもずっと効果があります。また、キレイな見た目で手間のかからない庭が作れるのも、大きなメリットです。
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水はけが良く水たまりができにくい素材
なぜなら、真砂土は水を通しやすい素材だからです。
そのため、降った雨は舗装材の中をかんたんに通り抜け、水はけが良く水たまりもできにくくなります。
ただし舗装材の下にある土の水はけが悪かったり、あまり日が当たらない場所だと、水が残ってしまう可能性が高いです。施工前に、土の状態をしっかり把握しておきましょう。
3.【おすすめ種類】四国化成のマサドミックスが最強!
真砂土舗装に使われる商品はたくさんあり、その中でも「四国化成のマサドミックス」がいちばんおすすめです!
当社クローバーガーデンで工事するときは、このマサドミックスしか使いません。今までクレームもなく、口コミ評判もすごく良い舗装材です。
マサドミックスは2タイプある
以下の2タイプがあります。
- 【散水タイプ】DIYでもできる
- 【ローラー転圧タイプ】プロに依頼しよう
散水タイプは小さい面積におすすめで、下地づくりができればDIYでも可能です。
ローラー転圧タイプは広い面積におすすめで、いろいろ道具も必要なのでプロに依頼しましょう。
4.【庭づくり】真砂土を使ったおしゃれな施工例
左は和風庭園のアプローチを、右は建物脇の通路を真砂土舗装した画像です。
ブラウン系の優しいカラーなので、庭石や庭木によく似合います。左画像のように人が歩く飛び石を設置すれば、舗装が壊れず長持ちするでしょう。
左は洋風住宅のアプローチを、右は和風住宅のアプローチを真砂土舗装した画像です。
ポイントは真砂土がこぼれないよう、縁石やレンガなどでしっかり縁取りすること。これをしないと、端からボロボロ舗装が壊れてしまいます。
洋風の庭を真砂土舗装した画像です。
ガーデニングや園芸作業に相性の良い素材で、土がこぼれてもすぐに掃除することができます。枕木で囲った花壇がかわいいですね!
5.【施工方法と手順】DIYでも簡単にできる!
ここでは、上記でおすすめした「四国化成のマサドミックス」を使った施工方法と手順を紹介します。
真砂土ミックス以外の商品でも、施工方法はほとんど同じです。参考にどうぞ!
- 施工する前の注意点
- 理想的な収まり図
- 真砂土舗装の施工方法と手順
- ひび割れの補修方法
- 穴の補修方法
施工する前の注意点
施工は1日ですべて終わらせましょう。
なぜなら、色ムラが発生し、ダサい仕上がりになるからです。もし終わらない場合は、縁石・レンガ・タイルなどを使って区切り、別々の場所になるようにします。
また、気温5℃以下では施工はしない方がよく、施工後は乾燥する前に0℃以下になる恐れがあるならやめましょう。
広い面積を施工する場合は、クラック防止のため2~5m間隔で目地材を入れてください。
理想的な収まり図
ポイントは、下地をしっかり転圧し平らにすることです。
真砂土がこぼれないよう縁石などで縁取りし、厚さは3cm以上にしましょう。材料が薄すぎると、すぐに割れてしまいます。
真砂土舗装の施工方法と手順
1.下地の施工 |
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クラッシャーラン(砕石)を転圧して締め固め、平らな砕石路盤にします。下地路盤には排水勾配(2~3%)をつけ、路側には側溝などを設けてください。 |
2.材料の敷設 |
マサドミックスをレーキやコテを使って、平らに敷きならします。 |
3.表面の仕上げ |
毛先のやわらかいブラシなどで、表面を軽く掃きます。 |
4.一次散水 |
表面が湿り材料が流出しないぐらい、噴霧器を使って散水します。 |
5.二次散水 |
一次散水後、2~3時間たってからジョウロで二次散水します。散水は水がゆっくりしみ込むように行なってください。 |
6.養生散水 |
施工翌日は同様に散水を行ない、湿った状態を保ちます。硬化するまでは、絶対人が進入しないよう養生をしましょう。 |
ひび割れの補修方法
- ひび割れ(クラック)に入っていくように、材料をコテや手のひらを使ってすり込みます
- すり込み終えたら、ジョウロで散水します
- 表面が十分に乾燥するまで、養生をおこないます
※セメント製品なので、補修した部分と既存部分の色ムラを生じることがあります。
穴の補修方法
- 補修部分を湿らせたら材料で穴を埋め、補修表面が舗装面と同じ高さになるようにならします
- 穴埋め後、噴霧器により一次散水します
- 表面がある程度乾いたら、柔らかいホウキで表面を掃いて仕上げ、二次散水します
※セメント製品なので、補修した部分と既存部分の色ムラを生じることがあります。
6.【値段-単価】販売価格はいくらぐらいか?
ここでは上でおすすめした「四国化成のマサドミックス」のカタログ価格を紹介します。
ホームセンターの固まる土よりかなり高額ですが、品質と強度は保証済みなので安心して利用してください。
マサドミックス-散水タイプの値段
- 3,400円 / 袋(1袋25kg)
- 6,400円 / m2
- 2袋(厚み3cm) / m2
マサドミックス-ローラー転圧タイプの値段
- 2,400円 / 袋(1袋25kg)
- 8,400円 / m2
- 3.5袋(厚み4cm) / m2
7.【通販】楽天・アマゾンでも購入できる
マサドミックスは楽天・Amazonでも購入できるので、以下のリンクからご確認ください。
それでは最後に、「無料で評判の良い施工業者の探し方」を紹介して終わりにします。
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まとめ
記事のポイントをまとめます。
- 真砂土舗装とは?
- 真砂土舗装の庭×使い方のコツ7選
- メリット7つとデメリット5つ
以上の3つです。
この記事では、真砂土舗装に失敗・後悔しないためのヒント7つを解説しました。いかがだったでしょうか?
真砂土舗装はデメリットがいっぱいで、コンクリートみたいな強度は期待できません。しかしコンクリートの使用を減らせて環境保全になり、涼しい風が吹く雑草が生えにくい庭を作れるのがメリットです。
ぜひ真砂土舗装を庭に使って、見た目もキレイな庭づくりをしましょう。
すぐ下の関連ページで「おしゃれな庭砂利・庭づくりのアイデア・庭の手入れの仕方」を解説したページリンクを貼っておきます。
興味のある方はご覧になってください😊
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以上、真砂土舗装の庭×使い方のコツ7選🤔【水はけ改善!デメリットもあり!?】…という話題でした。
更新:2022年08月19日|公開:2021年12月15日