玄関⇄階段スロープ×作り方のコツ7選🤔【勾配-おしゃれ工夫も紹介!】

【更新日】2021.10.03.


悩む夫婦

屋外用のスロープについて悩んでいます😔

安全に使うための工夫や作り方を教えてください。とくに勾配や幅が気になります。

それと、自転車や車いす用に作った、おしゃれなスロープ施工例があれば見てみたいです。


こんな人に向けて書きました。

この記事のポイントは次の3つです。

  • スロープのメリットとデメリット
  • 玄関 ⇄ 階段スロープを作るコツ7選
  • バリアフリー法にある幅や勾配の基準

記事を読み終えると、屋外にスロープをつくるメリットがわかり、安心安全な玄関と階段まわりが設計できるでしょう😊


当社クローバーガーデンは埼玉県の「外構と庭工事専門会社」です。

毎年60件以上の外構工事を行い、バリアフリー用にスロープ工事もよくやっています



玄関⇄階段スロープ×作り方のコツ7選🤔【勾配-おしゃれ工夫も紹介!】

屋外用スロープのかっこいい施工例

玄関ポーチや階段の近くにスロープがあると、毎日の生活が楽になります。(高齢者だけじゃなく)

しかし「スロープの勾配や幅の基準はどのくらい?」「どんなスロープ工夫があるの?」「おしゃれな作り方はどうやるの?」「後付けDIYできる簡易スロープってあるの?」「車いすや自転車用につくる設計のポイントは何?」などとすごく悩むでしょう。

そこでこの記事では、外構工事歴20年のプロが、屋外用スロープのヒントを解説します。公共施設のような緩やかなスロープは、戸建て住宅には難しいので、現実的なスロープ勾配や幅も紹介するつもりです。

どうぞ最後までご覧ください😊



それでは、ひとつずつ解説していきます。


玄関 ⇄ 階段のスロープとは?

スロープとは、日本語の「傾斜・斜面」という意味で、バリアフリー用につくる通路のことです。

屋外ではおもに「玄関ポーチからアプローチ」にかけて作ることが多く、階段代わりに利用します。アプローチが広ければ、階段の隣に併設することもあり、両方あると生活がより便利です。


スロープのメリット5選&デメリット3選


デメリット3つ

デメリットには以下のようなものがあります。

  • 階段が狭くなる
  • 距離がないと勾配がきつくなる
  • 勾配がきついと転びやすくなる

スロープの使い方にもよりますが、ある程度広い場所がないとスロープは作れません。

幅が狭くて急勾配のスロープはすごく危険で、転んでケガをする危険が高まります。ゆったり使えるスロープが作れないなら、計画はやめましょう。


メリット5つ

メリットには以下のようなものがあります。

  • つまづき転倒がなくなる
  • 外に出かけるようになる
  • 車椅子の上り下りがしやすい
  • 小さい子供でも自分で歩ける
  • タイヤ付きアイテムが移動しやすい

高齢者にとってのメリット

スロープのある玄関アプローチのイラスト

車椅子はすごく重いので、楽に上り下りができるのがいちばんのメリットです。

段差がないのでスムーズに歩け、階段のようにつまずいて転ぶことも減ります。外出の機会が増えれば、ストレス発散にもなるでしょう。


子育て世代にとってのメリット

子育て世代にもメリットはたくさんあり、ベビーカー・自転車・買い物カートなどの移動が楽です。

また、小さい子供を抱っこして階段を登るのは大変!そこでスロープがあれば、子供は面白がって自分で歩くようになります。


【7選】玄関 ⇄ 階段スロープを作るコツ

ここからは、外構工事歴20年以上のプロが、屋外用スロープの工事で失敗しないコツを解説します。


ここでのポイントはこちら!
  1. 【どっちがいい?】バリアフリーにはスロープ or 階段?
  2. 【作り方のコツ】基準幅・滑り止め舗装を紹介
  3. 【勾配・角度】スロープの勾配計算の方法
  4. 【車いす用に工夫】スロープ設計のポイントを紹介
  5. 【自転車・バイク】階段とスロープを併設させよう!
  6. 【DIY】簡易的な後付けスロープの設置なら簡単!
  7. 【手すり】スロープを作るなら屋外用手すりは必須!

スロープは幅広でゆったり作るのがコツです。

舗装面は滑りにくい素材で仕上げ、そこに手すりをつければ完璧ですよ!


1.【どっちがいい?】バリアフリーにはスロープ or 階段?

わたしの個人的な意見は以下。

勾配が緩ければスロープ!


ネットでいろいろ調べてみたところ、「どっちがいいか?」はその人によって意見が違います。このページ(≫同じところへ登る場合に階段とスロープどちらが楽ですか。)が参考になるのでどうぞ。

勾配がきついと足首に負担がかかるので、段差が低い階段なら歩くほうが楽です。逆に勾配が緩ければ足首に負担がかからないので、スロープの方が歩きやすいでしょう。


【結論】広ければ両方つくろう!

スロープと階段を両方つくった施工例

結局、両方あった方が生活しやすくなるので、敷地に余裕があれば併設するのがおすすめ!

上画像は、スロープと階段の両方がある施工例です。奥まった場所に門柱が作れたので、広々したアプローチに両方施工できました。石張り仕上げがおしゃれです。

狭い敷地なら「踊り場」をつくって、距離をかせぐ工夫をするといいでしょう。


上画像のおしゃれな施工例はこちらです⏬

ディーズガーデン物置がある施工例👷【パーゴラテラスを作った庭工事です】


2.【作り方のコツ】基準幅・滑り止め舗装を紹介


スロープづくりには、いくつか抑えておくべきポイントがあります。

ここでは、スロープ幅と舗装仕上げの紹介です。


バリアフリー法にある基準幅はどのくらい?

国土交通省が定めるバリアフリー法には、スロープ幅の基準が記載されています。

  • 【建築物移動等円滑化基準】スロープ幅は120cm以上
  • 【建築物移動等円滑化誘導基準】スロープ幅は150cm以上

建築物移動等円滑化基準とは「最低限のレベル」で、建築物移動等円滑化誘導基準とは「望ましいレベル」のことです。

しかし上記は公共施設の建築物(病院・老人ホーム・学校など)が対象なので、戸建て住宅には当てはまりません。参考ページ:≫バリアフリー法

戸建て住宅なら、敷地の広さに合わせフレキシブルに幅を決めるのがいいでしょう。使う目的によっても幅は違うので、あとで個別の幅を解説します。


滑り止め仕上げの舗装がおすすめ!

L型で洗い出し仕上げの玄関スロープ

なぜなら、傾斜があると滑りやすいので、滑り止めがあると安全だからです。

屋外スロープの舗装仕上げには、以下のような方法があります。

  1. 洗い出し仕上げにする
  2. コンクリート表面に凸凹をつける
  3. コンクリート表面をハケでザラザラにする

当社では1と3で仕上げることが多く、洗い出し仕上げには「リンクストーン」という材料をよく使います。

ほかには、滑り止め塗料・滑り止めマット・滑り止めシートなどもあり、これらはDIYでも後付けできるのがメリットです。


洗い出し仕上げの詳細はこちらです⏬

洗い出し仕上げは4種類👷【コンクリートと樹脂舗装がおしゃれです!】


3.【勾配・角度】スロープの勾配計算の方法


ここでのポイントは3つ
  • バリアフリー法にある基準勾配はどのくらい?
  • 住宅用スロープの勾配計算の方法
  • 住宅用スロープ勾配のまとめ!

バリアフリー法にある基準勾配はどのくらい?

国土交通省が定めるバリアフリー法には、スロープ勾配の基準が記載されています。

  • 【建築物移動等円滑化基準】スロープ勾配は1/12以下
  • 【建築物移動等円滑化誘導基準】スロープ勾配は1/12以下(屋外は1/15以下)

建築物移動等円滑化基準とは「最低限のレベル」で、建築物移動等円滑化誘導基準とは「望ましいレベル」のことです。

しかし上記は公共施設の建築物(病院・老人ホーム・学校など)が対象なので、戸建て住宅には当てはまりません。参考ページ:≫バリアフリー法

戸建て住宅では敷地が限られているため、この基準で作るのは難しいでしょう。敷地からはみ出ないようにし、距離と高低差で勾配を決めるのが一般的です。


住宅用スロープの勾配計算の方法

以下が勾配計算の早見表です。

                                                                                                                                   
勾配1/51/81/101/121/15
角度11.3°7.1°5.7°4.7°3.8°
高低差1m長さ5m長さ8m長さ10m長さ12m長さ15m
高低差50cm長さ2.5m長さ4m長さ5m長さ6m長さ7.5m
高低差30cm長さ1.5m長さ2.4m長さ3m長さ3.6m長さ4.5m
高低差15cm長さ0.75m長さ1.2m長さ1.5m長さ1.8m長さ2.25m

また、高低差と階段の段数の関係はこのぐらいです。

                                                 
階段の段数(蹴上15cmぐらい)
高低差1m6~7段
高低差50cm3~4段
高低差30cm2段
高低差15cm1段

住宅用スロープ勾配のまとめ!

まとめると以下となります。

  • 住宅用スロープは勾配1/8・角度7.1°以下にしたい
  • 高低差が50cmぐらいなら、長さは4m以上ほしい
  • 高低差が30cmぐらいなら、長さは2.5m以上ほしい

住宅のスロープで歩くのが目的なら、この程度でもじゅうぶん!(だって1日数回しか使わないから)

ただし車いすを使うなら、もっと勾配をゆるくしたいです。逆に自転車なら、もっと急勾配でも大丈夫でしょう。


4.【車いす用に工夫】スロープ設計のポイントを紹介


ここでのポイントは3つ
  • 車いす用スロープの設計ポイント
  • 舗装仕上げの設計ポイント
  • 車いす用スロープの施工例

車いす用スロープの設計ポイント

以下のように設計すると使いやすいです。

  • 【幅】120cm以上
  • 【勾配】1/12の以下
  • 【舗装】滑りにくい仕上げ
  • 【手すり】転落防止の柵にもなる

車いす自体の横幅は「60~70cm」ぐらいですが、なるべく幅広の方が使いやすいです。

また、勾配は1/12以下が理想ですが、戸建て住宅だと敷地が狭いので難しいでしょう。もし介助者が助けてくれるなら、もう少し勾配がきつくても大丈夫です(1/8までなら)。


舗装仕上げの設計ポイント

三協アルミの手すり「エトランポ」がある住宅スロープ

以下のように仕上げると使いやすいです。

  • 滑りにくい仕上げ
  • 段差がなく平ら
  • 溝を作らない

車いすには少しの段差でも大きな障害になるので、なるべく1回で仕上げるのがポイントです。何度も継ぎはぎすると凸凹ができ、タイヤがはまって進まなくなります。

滑りにくい仕上げ舗装は、すでに上で解説しました。ここではよく使う「リンクストーン」の詳細ページを紹介しておきます。


リンクストーンの詳細はこちらです⏬

リンクストーンのおしゃれな施工例5選🤩【特徴とデメリットも解説します】


車いす用スロープの施工例

スロープ幅は1m弱

スロープに手すりがある施工例

玄関ポーチまでのアプローチに、まっすぐ施工したスロープです。

黒い手すりを設置し、舗装面はザラザラに仕上げて滑りにくくしました。幅は1m弱でやや狭いですが、戸建て住宅ならこれでも大きいぐらいです。

勾配は1/8ぐらいになっていて、やや急になっています。手すりを使えばひとりでも上れますが、降りるときは家族に手伝ってもらった方がいいでしょう。


この手すり付きスロープ施工例はこちらです⏬

手すりのある安心エクステリア工事👷【足の悪い方や車椅子の用の施工例】


5.【自転車・バイク】階段とスロープを併設させよう!

階段に併設したスロープ

以下のように設計するのがコツです。

  • 【階段】併設する
  • 【幅】20cmもあればOK!
  • 【勾配】きつくても大丈夫!

いちばん大事なポイントは、階段に併設してつくることです。

自転車やバイクだけスロープを使い、人は階段を上るのが理想!なぜなら人もいっしょにスロープを使うと、かなり幅広のスロープを設計しないといけないからです。

自転車やバイク専用のスロープなら、タイヤ1本ぶんの幅があればじゅうぶんでしょう。手すりも邪魔になるので必要ありません。


上画像のスロープ施工例はこちらです⏬

ディーズガーデン物置がある施工例👷【パーゴラテラスを作った庭工事です】


庭へ続くスロープの施工例

階段とスロープを施工し庭へとつながる通路

庭へ上るためにつくったスロープの施工例です。

このスロープは完全に自転車専用で、勾配がきつく幅も狭くなっています。しかし子供が自転車を庭へ置くなら、まったく問題ありません

庭に物置を設置してその中へしまえば、盗難の心配もなくなります。


上画像のスロープ施工例はこちらです⏬

こだわり板の門まわりエクステリア工事👷【シックなデザインの施工例です】


6.【DIY】簡易的な後付けスロープの設置なら簡単!

玄関ポーチまでスロープを後付けした写真

後付けスロープとは、工事したスロープではなく、取り外しできるスロープのことです。

いろんなタイプが販売されていて、おすすめは以下のようなタイプ。

  • 軽いアルミ製
  • 折りたたみできる
  • 滑り止め加工があるもの

DIYでもかんたんに設置でき、使わないときはしまっておけるのがメリットです。


こんなアイテムに大活躍!

後付けスロープを使おうとしている車いす

以下のようなアイテムに使います。

  • 車いす
  • バイク
  • 自転車
  • 電動自転車
  • 福祉車両への乗り降り

バイクや自転車はタイヤが狭いので、1本の狭いスロープでOK!車いすなら、幅広1本か2本のスロープを使います。


スロープの売れ筋ランキングは?

参考までに、人気のあるスロープの楽天・Amazonの売れ筋は、以下のリンクからご確認ください。

≫楽天の売れ筋ランキング

≫Amazonの売れ筋ランキング


7.【手すり】スロープを作るなら屋外用手すりは必須!

三協アルミの手すり「エトランポ」がある住宅スロープ

自転車やバイクだけの上り下りなら、手すりは邪魔なので必要ありません。

それ以外の目的なら、安全のため手すりは設置しましょう!


ここでのポイントは3つ
  • 手すり付きのL型スロープ
  • ウッドデッキスロープに手すり
  • 屋外用手すりを工事するヒントとは?

手すり付きのL型スロープ

スロープと屋外用手すり

玄関ポーチまでのアプローチに、L型に施工した手すり付きスロープです。

スロープのをつくるコツは、舗装面に滑らない素材を使うこと。ここでは「リンクストーン」という樹脂舗装を使用し、おしゃれな見た目にできるのがメリットです。

このアプローチは駐車場に面していて、そこから車椅子でも楽に上がれるように設計しました。


この手すり付きスロープ施工例はこちらです⏬

タイル貼り門柱の高級外構工事👷【境界塀は白の塗り壁仕上げにした施工例】


ウッドデッキスロープに手すり

手すりのついたウッドデッキスロープ

庭のウッドデッキにスロープをつけた画像です(三協アルミのひとと木)。

玄関から始まったスロープは、庭のウッドデッキまでつながっています。車椅子でもスイスイのぼれる幅に、設計されているのが特徴です。

また、ケガした後のリハビリ用にも使え、距離のあるスロープならいい運動になります


このウッドデッキのスロープ詳細はこちらです⏬

ウッドデッキの段差解消ヒント3選🤩【階段-ステップ-スロープを紹介します】


屋外用手すりを工事するヒントとは?

屋外用手すりは安全のために設置した方がよく、将来のことも考え新築時に工事するのがおすすめです。

しかし「おしゃれな屋外手すりってどんな種類?」「DIYできる屋外手すりってあるの?」「玄関ポーチにおすすめの手すりは何?」「屋外の階段につけるおすすめの手すりは?」「置き型の手すりってかんたんに設置できるの?」などとすごく悩むでしょう。

そこで紹介する記事では、手すり工事歴20年のプロが、屋外用手すりのヒントを解説します。手すりが必要な条件や高さも、ちゃんと紹介するつもりです。


屋外用手すりの詳細はこちらです⏬

屋外用手すりの工事ヒント9選🤔【おすすめ高さ-玄関や階段の施工例がいっぱい!】


【無料】評判の良いスロープ工事業者の探し方

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興奮する夫婦

おしゃれな屋外用スロープをつくりたいです。

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まとめ

三協アルミの手すり「エトランポ」がある住宅スロープ

記事のポイントをまとめます。

  • スロープのメリットとデメリット
  • 玄関 ⇄ 階段スロープを作るコツ7選
  • バリアフリー法にある幅や勾配の基準

以上の3つです。


この記事では、玄関 ⇄ 階段スロープを上手に工事するヒントを紹介しました。いかがだったでしょうか?

狭い玄関や階段じゃなければ、屋外用スロープをつくっておくと生活がしやすくなります。高齢者用なら手すりをつければ安心して歩行でき、勾配が緩やかなら車いすだって楽チンです!


子育て世代なら、ベビーカーや自転車用にスロープがあると便利です。

リフォームすると費用がかかるので、とりあえず後付けスロープならDIYでも簡単ですよ!



すぐ下の関連ページで「屋外用手すりの工事ヒント・外構リフォームの施工例・玄関アプローチ」を解説したページリンクを貼っておきます。

興味のある方はぜひご覧になってください😊


このページを読んだ人はこちらもオススメ!

以上、玄関⇄階段スロープ×作り方のコツ7選🤔【勾配-おしゃれ工夫も紹介!】…という話題でした。

更新:2021年10月03日|公開:2021年10月03日


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※このサイトは【クローバーガーデン埼玉】が運営しており、当社は「外構エクステリア工事・庭づくり専門店」です👷

⭐この記事のライター⭐

菅間勇(すがまいさむ)
2級建築士・甲種危険物取扱者

埼玉県生まれ。東京農業大学、大宮建設高等職業訓練校卒。高校からアルバイトで外構の仕事をはじめ、現場経験は20年以上。

このオウンドメディアで「外構×庭づくり」情報を発信(月間平均40万PV)。サイト経由の売り上げ「年8桁」、工事依頼の問合せ「月50件」達成。

子供とNetflixをこよなく愛す、2児の父親。


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