外構見積もりの正しい取り方🤔【必要なもの-断り方-値引きなどを解説します】
更新日:2021.01.10.
外構工事を考えてるんだけど...見積もりの正しい取り方について教えて欲しい...
と疑問を抱えている人の「外構見積もりの悩みを解決」できる記事になっています。
記事のポイントは次の3つです。
- 失敗しない正しい取り方
- 打ち合わせから断り方まで
- 値引きのポイント
記事を読み終えると、外構見積もりの取り方が分かり、もう見積もりを取ることが怖くなくなっているはずです。
当社クローバーガーデンは埼玉県の「外構と庭工事の専門会社」です。
毎年60件以上の外構工事を行い、多くの方に喜んでいただいています。
外構見積もりの正しい取り方🤔【必要なもの-断り方-値引きなどを解説します】
外構見積もりの正しい取り方は、外構工事初心者にはものすごく難しいです。
理由は、ハウスメーカーなどからもらう住宅見積もりと違い、外構独特の見積もりの取り方があるからです。
そこでこの記事では、まず特徴(期間・必要なもの・諸経費・何社見積もりするか?など)を紹介し、断り方のマナーと値引きについて知っておくべきポイントも解説します。
どうぞ最後までご覧ください😊
このページの内容
それでは、ひとつずつ解説していきます。
外構見積もりにかかる期間は?
外構工事のスケジュール
まずは簡単な「外構工事のスケジュール」を頭に入れておいてください。
- 打ち合わせ~工事終了まで:約1ヶ月(平均)
- 工事着工~終了まで:約2週間(平均)
- 外構業者を探す
- 打ち合わせ
- 見積もり依頼
- 変更・修正
- 契約
- 工事着工
- 工事終了
契約後すぐに工事を始めるとしたら、平均的なスケジュールは上記です。大きな外構工事になれば、もっと期間が長くなります。
外構見積もりにかかる期間は?
短くて1週間、長くて1カ月ほどです。
業者に問い合わせをし、打ち合わせした後に見積もりとなります。簡単な工事であれば見積もり期間は1週間ぐらい、大規模な工事であれば1カ月ほどが目安です。
しかし修正や予算の組み直しを考慮すると、2週間~1カ月ぐらいで最終的な外構見積もりが完成します。そこから工事がスタートです。
外構見積もりを「依頼するタイミングの詳細」はこちらです⏬
外構見積もりのベストタイミングはいつ?🤔【3つある依頼時期のメリット・デメリットを解説】
必要なものは設計図面のみ
あれば見積もりがスムーズになる
外構見積もりをする際に、外構業者が必要な書類は以下です。
- 建物の設計図面
- 他業者の見積もり(なくてもいい)
建物の設計図面
新築で家を建てる場合、設計図面が建築会社からもらえます。それがあると外構業者はとても助かります。
特に必要なのは「配置図・平面図」で、敷地の寸法・建物の配置が書いてあります。これがあれば、現地調査しなくても大体の見積もりは作れます。
もしない場合は現地調査が必要となり、新築の場合は足場が外れた後がいいでしょう。
まだ家が建ってないなら「立面図・パース図」があると建物のイメージがつかめ、外構のデザインがしやすくなります。
他業者の見積もり(なくてもいい)
これはなくてもいいです。
理由は、マナー違反だからです。しかも図面やデザインは作った業者に著作権があるので、そのまま転用すると法律違反になる場合があります。
ただ「この外構業者の見積もりがおかしい...」と思い、意見が欲しい場合は「会社名と担当者名」は隠しましょう。相見積もりは当たり前のことなので問題ありません。
なるべく他業者の見積もりや図面は見せずに、自分の中で比較検討するだけにしましょう。
打ち合わせ時の注意点
- 要望は明確に!
- 「言った、言わない」のトラブルは避けよう
- 素直に質問しましょう
要望は明確に!
あいまいな表現は困りもの...
外構業者がいちばん困るのは、あいまいで漠然とした要望です。
- かわいい庭が欲しいわ!
- とにかくオシャレできれいにして欲しいの!
- ほら、テレビでやっていたように使いやすくして!
などなど...
こういうお客さまは、頭の中には完成後の美しいイメージがあります。しかしそれを具体的に表現しなければ、残念ながら相手には伝わりません。
いちばん多いトラブルは「なんかイメージと違う...」
「なんかイメージとちがう...」これを聞くと、一瞬心臓が止まります。
これは施主だけでなく業者の責任でもあります。「出来上がりがイメージと違う...」と言ってもめることが、外構工事では最も多いトラブルです。
あなたのイメージが明確に業者に伝わらないと、まったく違ったものが完成します。「これでは自分のイメージと違う!どうにかして!」と訴え、業者が直したとしても、お互い嫌な後味になってしまいます。
なるべく具体的な表現で要望を伝えよう
トラブルを避けるためには、まず自分の中で「こんなデザインにしたい!」というイメージをはっきりさせることです。
例えばこんな感じで、
- 子供がまだ小さいから、芝生のある庭で遊ばせたい
- 車の運転に自信がないから、駐車スペースは広くしたい
- 建物の外壁に合わせて、白を基調にシンプルに仕上げて欲しい
最後は「門柱の塗り壁仕上げ」の例ですが、色合いも含めた好みも明確に伝えましょう。
「言った、言わない」のトラブルは避けよう
要望を口で伝えるだけでは、後で「言った、言わない」のトラブルに発展しがちです。
「こうして欲しいと言ったのに、外構会社に伝わっていなかった...」と、後で嘆いても証拠がありません。そうならないために、要望は必ず文書で伝えることが大切です。
とくに一度了承したプランを変更する場合には注意が必要!下の画像のような、工事内容の「変更合意書」を取り交わしておくことが重要になります。
これはあくまで例なので、A4に紙に書いてお互いのサインがあれば問題ありません。
写真を使ってイメージを伝える
外構業者にイメージを伝えるコツは、写真をフル活用することです(スマホでもiPadでもOK)。
例えば住宅雑誌を見ていて、自分のイメージにぴったりのものやそれに近い写真があったら、どんどん切り抜きましょう。そうして「お気に入りファイル」を作っておき、外構会社の担当者に見せれば、あなたの好みが具体的に理解してもらえます。
もちろんネットで探した写真でもよく、スマホで撮影しておきましょう。
素直に質問しましょう
分からなければ、「ここはどういう風になるの?」と率直に聞きましょう。
設計図を見ても実際どういう工事が行われるかは、素人にはよくわかりません。それを分かった気になっていることが、失敗の原因になります。
言葉で分からなければ、スケッチを描いてもらいましょう。納得いくまで説明を受けることが大切です。
その上で要望と異なっていたら、もう一度プランを出してもらいます。最終的に業者とイメージを共有して工事に入れば、「予想していた出来上がりと違う...」といった、後々のトラブルを避けることができます。
ここでのポイント!
担当者はプロです。
きちんと希望を伝え、しっかり説明を受けることが大切です!
外構見積もりの正しい取り方⭐
見積もりの注意点はありますか?
- 外構見積もりとは?
- 口約束せず必ず書面でもらう
- しっかり説明を受ける
外構見積もりとは?
工事費用がわからないまま、外構工事やリフォームを頼んでしまうと、後で大変なことになってしまいます。
そこで、外構工事を依頼する前には、必ず「ここをこんな感じで工事して欲しいけど、費用はどのくらいですか?」と相談します。
これが「見積もりを取る」ということです。一般的に「費用明細と総額」を一覧で示してもらいます。
材料単価・使う製品の金額・工事内容まで一覧で確認できる
「工事費用は全部でいくらか?」しかしそれだけでは見積もりの意味がありません
例えば、一覧にこんな風に書いてあればOKです。
- 門柱:仕上げ方法・門扉・表札・ポスト・インターホン
- カーポート:製品名・メーカー・工事費込み価格 or 商品代金のみ
- ブロック積み:製品名・メーカー・数量・単価
1つ目の門柱の場合、「インターホンや表札がセットになっている」と考えてしまうと、後でトラブルの元になります。
3つ目のブロック積みの場合、プランや図面(デザイン)と照らし合わせれば、どの場所でそのブロックが使われるかが分かります。
金額が高額でしかも工事範囲が大規模、たった一言「一式」となっている場合は要注意です!どんな商品が使われそれぞれの単価がどうなっているのか、まったく分かりません...
必ず「この一式って詳しく教えてください」と問い合わせましょう。
口約束せず必ず書面でもらう
口約束はトラブルの元です。
見積もりは必ず書面で提出してもらうことが大切!それを契約書に添付して、正式に契約を交わしてから工事を始めてもらいましょう。
口頭で「いくらです」と聞いただけでは証拠が残りません。例えば、友人の知り合いの業者に頼んで「いいよ、〇〇万円でやってあげる」というのは注意!その金額でできればいいのですが、そうとは限りません...
工事後に「これだけ費用が追加になったよ」などと簡単に言われても、お金の用意がなければ困りますし、納得もいきません。紹介してくれた友人にも怒りが湧いてしまいます。
しっかり説明を受ける
わからない箇所があったら、担当者からしっかり説明を受けましょう!
見積もり内に専門用語も出てくるので、多少理解しづらいところもあります。しかし、ていねいに見ていけば、素人でも十分に理解が可能です。難しい所は、気軽に担当者に聞いてもらって大丈夫です。
また正しい見積もりならば、見積もり一覧の記載を目で追っていくだけで工事の全体像が見えます。
ただし、明細を出しにくい工事項目もあります。例えば解体工事などは、あまり細かく記載されていません。だからといって不信感を持つ必要はありません。解体工事の場合は、基本的に「およそ何日(何人)解体するまでかかるか?」で見積もりを考えますので、明細が出せないことはご理解ください。
外構業者の選び方や探し方の詳細はこちらです⏬
外構業者の選び方🤔【失敗しない3つのポイントをこっそり教えます】
外構工事はどこに頼む?🤔【探し方5つのメリット-デメリットを解説します】
ここでのポイント!
見積もりを細かく作る会社を選び、口約束だけは絶対やめましょう!
何社から見積もりを取るか?
相見積もりしてもいいのかな?
- 相見積もりとは?
- 相見積もりの注意点
- 相見積もりの失敗談
相見積もりとは?
相見積もりとは、複数の業者から見積もりを取ることです。
メリットは、各社の見積もりとプランを比べることで、「この会社はプランニングやデザインが上手だ」とか「同じカーポートなのに、この会社の方が安い」などということが分かります。
複数の会社に見積もりを依頼すれば、ライバル意識を持って頑張ってくれるというメリットもあります。
業者の探し方は、以下の2ページで解説しています⏬
外構工事はどこに頼む?🤔【探し方5つのメリット-デメリットを解説します】
外構一括見積もり×無料3サイトを比較🤔【おすすめランキングを発表します】
相見積もりは3社がおすすめ!
下の表は、「リクルート:住宅リフォームに関する動向調査」にあった「相見積もりを取った社数の平均」です。
- 2社:31.9%
- 3社:28.1%
- 1社:17.7%
これを見ると、最も多いのが2社相見積もりすることです(1社は最も少ない)。
私のおすすめは「3社相見積もりすること」で、より比較検討しやすくなります。理由はこのページ内の外構見積もりの比べ方となぜ業者によって見積もりがちがうの!?で解説します。
相見積もりの注意点
相見積もりは必ず同じ条件で
それぞれの見積もりを比較検討するのが目的なので、各社に対して同じ条件で依頼しなければ意味がありません。
外構プランの要望が決まったら、それをリスト化し各社に渡しましょう。
担当者の対応・プラン・見積もり内容に、それぞれ個性が出てきます。いちばんよいと思った会社を選べばいいのです。
予算はあいまいにしない
予算は正直に伝えましょう!(いくらぐらいまで可能か)
予算をあいまいにしておくと、施工会社でもどの程度のグレードにしてよいか分からず、場合によっては冷やかしなのかと疑われるので注意しましょう。
外構工事費用についてまとめた記事はこちらです⏬
外構工事の費用相場🤔(当社平均150万)【5つの価格帯に分けて特徴を解説します】
相見積もりしていることを伝えておく
見積もりを他社から取っていることは、隠さずに伝えておきましょう!
理由はマナーだからです。しかも法外な工事費用をふっかけて来なくなります。相見積もりはみんなやっていることなので、遠慮する必要はまったくありません。
ずっと前は、業者側としては相見積もりは歓迎していませんでした。自社だけに絞ってもらった方が、いいに決まっているからです。
しかしインターネットの発達とともに、誰でもすぐモノの値段がわかるようになりました。外構業界だけ閉鎖的なんて時代遅れです。
値引き競争は絶対しないこと!
相見積もりを利用して、むやみに値引き競争をあおるようなことは絶対やめましょう。
安くなったからといって、決して得とは限りません。安かろう悪かろうでは、完成してから不満が続出するのが目に見えているからです。このページ内の値引きの知っておくべきポイントでも解説しています。
相見積もりの失敗談
以前当社クローバーガーデンでほんとうにあった話です。
実際にあった話
あるお客さま(以後Aさん)は相見積もりをしていて、当社と他社の値引きをあおっていました。
結局他の会社が工事をやることになり、当社としても利益がなくなってしまうので手を引きました。すごく後味の悪い打ち合わせでした。
後日、そのAさんから連絡が入りました。「仕上がりが悪いので、見に来て欲しい...」とのことです。さっそく伺ってみると、お世辞にもきれいな仕上がりとはいえません。
Aさんも「クローバーガーデンさんにお願いすればよかった...」と言ってくれましたが、こちらは何も言えず気の毒としか思えませんでした。結局予算もなくなってしまい、「目立つところだけやり直しましょう」ということになり、Aさんはとても残念がっていました。
当社でも非常に珍しいケースでした。
覚えておいて欲しいのは、そのうち相見積もりをした他社にもお世話になる可能性があります。けんか別れになるような相見積もりをとることは、絶対に止めてください!
ここでのポイント!
相見積もりは今や常識!
おすすめは3つの業者を選んで、相見積もりを依頼することです。
外構見積もりの比べ方
やっぱり総額が安いほうがいいのかな?
- 工事内容と使用材料を比べる
- どこまでやるのか?【工事範囲をチェック】
- どんなことをするのか?【工事内容を確認する】
工事内容と使用材料を比べる
まずは、工事の内容と材料をじっくり比較検討することから始めましょう。
見積書が出来上がると、つい工事費総額に目が行きがちです。しかし、外構エクステリア工事というのは「様々な工事の積み重ね」なので、総額だけ比べてもあまり意味がありません。
- A社:100万円
- B社:130万円
- C社:150万円
例えば、A者はいちばん安いですが、使う材料や商品がグレードの低いかもしれません。C社は最も高額ですが、プランの出来が良く、よりおしゃれで生活しやすいアイデアを提示しているかもしれません。
工事内容そのものが違っていたら、総額を比べるのは無意味です。総額を比較するのは、見積もりプランをじっくり理解した後でも遅くありません。
どこまでやるのか?【工事範囲をチェック】
図面を見て工事範囲をチェックしましょう。
業者によっては、希望していないところの工事も提案してくる場合があります。十分に説明を聞いて、納得できれば工事範囲を広げるのもよいでしょう。
どんなことをするのか?【工事内容を確認する】
どんな工事をするか、しっかり把握しましょう!
工事内容は見積もりや図面から読み取ったり、分からないところを担当者に聞いたりします。材料や工事方法の違いは、見積もりの明細をよく見て比べましょう。
特に注意したいのが、アルミ製品の種類やサイズです。例えば、同じカーポートでも種類はいろいろです。
- 何台用にするか?
- 高さはどうするか?
- 柱埋め込み場所のコンクリートを解体するか?
アルミ製品の金額・工事費用が、見積もり総額を大きく左右します。この項目は、時間をかけてじっくり検討するのがいいでしょう。
ここでのポイント!
外構工事は高額なのでじっくり見積もりを検討し、総額だけで判断しないことが大切です!
なぜ業者によって見積もりがちがうの!?
3社の見積もり金額がまったく違うから心配です...
- 使う材料によって違う
- 人件費(施工費)は意外に高い!
- 最後は人情で決める
使う材料によって違う
同じ条件と要望で見積もりを依頼したのに、出てきた見積もりが会社によって違うのはなぜか?
理由は、それぞれの外構業者によって、要望に対する回答(プラン)が異なるからです。工事費用は使う材料や商品のグレードによって変わり、グレードが上がれば品質・機能・見栄えなどがアップしますので金額が高くなります。
例えば、A社は材料を普及品でまとめ、必要最小限の工事に抑えて費用を安くします。普段から安い費用で請け負うことをアピールしている業者だからです。
B社はスタイリッシュにかっこよくデザインし、材料のグレードを上げたりします。多少予算を超えても、センスのある外構エクステリアを作れることを会社の特徴にしているからです。
見積もり金額の総額だけでなく、工事内容までしっかり把握しましょう。
人件費(施工費)は意外に高い!
工事費用=「材料費」+「施工する人の人件費」で成り立っています。
「なるべく安くして欲しい!」と頼むと、結果的に手抜き工事になってしまうのはこのためです。
人件費を削るのは難しいのです...気持ちよく職人さんに仕事をしてもらうためにも、安易な値引きはおすすめできません。
施工費ってどんなもの?
施工費=人件費なので、凝った手間のかかるプランは、それだけで工期も長くなり人件費もかさみます。
見積もり金額に影響するのは、「材料費だけじゃない」ってことを覚えておきましょう。
施工費はプランの内容と工期に大きく左右されます。例えば、レンガ花壇を追加したとします。その費用は「レンガやセメントなど材料費+施工費」が計上されます。安い材料を使ったとしても、施工費はあまり変わりません(見積もりには材料費と施工費が分けて記載されているとは限らない)。
手間のかからないシンプルなプランで、工期が短いほど施工費は安くなる仕組みです。
最後は人情で決める
人情は大事です(まるで『男はつらいよ』の寅さんみたいに)!
最後の最後まで迷ったら、担当者との相性で選んでもいいでしょう。仲良くなっておけば得で、無理な要望もうまく対応してくれるからです。
例えば工事を例にすると、職人にお客さまが気持ちよく接してくれると、工期が早くなり仕上がりもきれいになります(現役職人=私の体験談)。「なにそれ!いい加減だな!」と思うかもしれませんが、仲良くなれば「お客さんのために!」という人情が湧いてくるものです。
工事を決めた会社の職人さんには、できるだけ気持ちよく接してあげてください。きっと、要望以上にいい仕事をしてくれること間違いナシです(ただし仕上がりがダメだったら、ちゃんと言いましょう)。
外構業者を選ぶポイントはこちらです⏬
外構業者の選び方🤔【失敗しない3つのポイントをこっそり教えます】
ここでのポイント!
使う材料もグレードも異なるので、見積もりが違ってきます。
迷ったら、自分の直感を信じて業者を決めましょう!
諸経費って何?
見積もりにある「諸経費」って、ボッタクリじゃないんですか?
- 諸経費ってなに?
- 総額の10~15%ならOK
- 諸経費の値引きはできるの?
諸経費ってなに?
必要経費でこんなもの含まれます。
- 通信費:メールのやり取り
- 広告宣伝費:例えばこのサイト
- 交通費:ガソリン・高速代・駐車料金など
- ゴミの処分費
- 見積もりや図面の作成費
外構工事に直接関係ない経費を指します。
内訳を出すと書き出す項目がずっと増えるので、一括で「諸経費」として見積もりに計上しています。
総額の10~15%ならOK
このぐらいの範囲なら良しとしましょう。
諸経費の記載がない見積もりもありますが、別の項目で調整をしているので、「諸経費なし=良心的な業者」とは一概に言えません。
相見積もりの諸経費だけを比べて、「この業者は高い!」という判断は間違いです。めんどうですが、見積もりの項目をじっくり比べて業者選びをしてください。
諸経費の値引きはできるの?
ここをつっこまれると痛いですが、上記の説明で納得できると思います。
ちょっと深掘りすると、見積もりに書いていない「ちょっとした工事」が発生することがあります。
例えば、掘削中に出てきた大きな石や根っこの処分(処分費は結構高い!)で、現場調査時には分からないので見積もりには入れていません。こういうものは諸経費で対応しています(ただし、大がかりなものは施主に説明し追加料金を請求)。
逆に諸経費なしで契約してしまうと、ちょっとした追加工事のたびに追加料金が請求されてしまいます。そうなるとお客さまは納得いかず、業者側も追加工事のたびに工事が止まり、書類を作らなければなりません。
諸経費は決して「ぼったくりではない」ことをご理解ください。
ここでのポイント!
諸経費はぼったくりではありません。
必要経費なので、納得いかなければ業者に説明してもらいましょう。
断り方はマナーが大事!
- 早めに正直に断る
- 上手な断り方の例3つ
- あとでお世話になるかも?
早めに正直に断る
これはもうマナーの話です。
業者がいちばん困るのは、いつまでも断りの連絡がないことです。例えば「早く工事がしたいんです!」と打ち合わせ時に言われたら、業者側はなるべく希望を叶えようと日程を調整しています。
逆に、業者側からの催促の電話があったら嫌ですよね?
できれば見積もりをもらってから「1~2週間以内」にキッパリ断ってもらった方がこちらも楽です。
上手な断り方の例3つ
正直に伝えることが大切です。
- 今回は見積もりをいただいてありがとうございました。
- いろいろ検討した結果、今回はお断りさせていただきます。
- こちらの予算に合わず、別の業者にお願いすることにしました。
- 他の業者のプランの方が良かったので、今回はお断りさせていただきます。
- また何かあれば相談させていただくので、よろしくお願いします。
あまりダラダラと説明せずに、シンプルに断りましょう。
業者側は断られることは日常茶飯事なので、「断ったら悪いな...」と悩む必要はまったくないです。
あとでお世話になるかも?
断りの連絡をせず、しかも喧嘩別れになると、後であなた自身が困るかもしれません。
このページにある何社から見積もりを取るか?の「相見積もりの失敗談」をぜひ読んでみてください。
これと似たような話は他にもありますが、業者と仲良くなっておいて損はありません。
ここでのポイント!
断ることは悪いことじゃありません。
早めに正直に断りましょう。
値引きの知っておくべきポイント
- 安易な値引きには要注意!
- 商品の質で判断しよう
- 値引きはほどほどに
安易な値引きには要注意!
値引きにつられても得はない!
チラシやネットで「一流メーカーのカーポート大幅値引き40~50%オフ!」といった、うたい文句を見ることがあります。
仕組みを解説すると、値引きの基準になっているのは、メーカーのカタログに記載された希望小売価格(定価)です。しかし、どの外構業者でも「アルミ商品を定価のままで売ること」はほとんどありません。
同じ商品でも業者によって、メーカーと取引する価格は違います。定価よりも安く仕入れて、そこへどのくらいの利益を上乗せするかは業者しだいです。
見積書の備考欄に「定価より○○万円引き」と記載されている場合があります。これは値引きをアピールして、顧客を引きつけるためのもの!
見積書を比べる時に、個々の商品の値引き率を比べても意味はありません。なぜなら外構業者は、工事全体で利益を確保することを考えているからです。
値引きのエサにかかるな!
例えば、カーポートをすごく安く仕入れられる会社があるとします。値引き率が目に入ってその会社を選んだ結果、施工はあまり得意でなかったとか...
あるいは、大型商品の値引きをウリにしていて、そこの値段がどこの会社よりも安いとします。「うちで工事してくれたら、この値段でやりますよ!」と。その営業トークにひっかかり、他の明細に目がいかずに契約してしまうこともあります。その業者にとっては「この商品で赤字でも、他で利益が出るから問題ナシ!」と考えています。
個々の見積もりを見ても意味がありません。値引きの餌に釣られて施工がイマイチでは、後で後悔しても文句は言えません...
商品の質で判断しよう
見積もりを比べる時には、値引き率で判断してはいけません。
カタログで機能をチェックして、その商品のグレードや値段を見て「リーズナブルなものか判断」しましょう。
特にガーデンルーム・サンルームなどは大きくて高額!メーカーのショールームがあれば足を運び、実物を見ることをおすすめします。スタッフにいろんなことを聞き、自分で知識を持つことが大切です。
そうすれば、値引きに惑わされることなく、適切な見積もり価格かどうか判断することができます。
また外構工事は「売っている商品を買うこと」ではないので、施工技術も大事なことをお忘れなく!
値引きはほどほどに
「業者同士の値引き」をあおることは絶対やめましょう!
このページにある何社から見積もりを取るか?の「相見積もりの失敗談」をぜひ読んでみてください。
また値引きを安易に請負い、手抜き工事をする業者も中にはいます。理由は安くしすぎて、施工費をごまかすしかなくなるからです。
おすすめは数社相見積もりを取り、じっくり比較検討し業者を選ぶことです。相見積もりすればおおよその費用がわかるので、それ以上の値引きはあまりおすすめしません。
「業者の選び方」と「無料で相見積りできるサービス」は、以下のページで解説しています⏬
外構業者の選び方🤔【失敗しない3つのポイントをこっそり教えます】
外構一括見積もり×無料3サイトを比較🤔【おすすめランキングを発表します】
ここでのポイント!
「安い!激安!割引!」などの甘い文句にはダマされないように!
安いではなく、しっかり工事する業者を選びましょう。
【結論】外構見積もりの正しい取り方は?
結局、外構見積もりの正しい取り方ってなんですか?
次の3つだけ覚えておいてください。
- 3社以上の相見積もりを比較検討する
- 総額や値引きで業者を決めない
- 断り方のコツは「早めに正直に伝える」
となります。
まとめ
記事のポイントをまとめます。
- 失敗しない正しい取り方
- 打ち合わせから断り方まで
- 値引きのポイント
以上の3つです。
この記事では、外構見積もりの正しい取り方について、特徴(期間・必要なもの・諸経費・何社見積もりするか?)と断り方・値引きのポイントまで解説しました。いかがだったでしょうか?
すぐ下の関連ページで「無料で相見積もりできるサービス・どこに頼むか?・業者の選び方」を解説したページリンクを貼っておきます。
外構見積もりの参考になるので、ぜひご覧になってください😊
このページを読んだ人はこちらもオススメ!
以上、外構見積もりの正しい取り方🤔【必要なもの-断り方-値引きなどを解説します】…という話題でした。
更新:2021年01月10日|公開:2020年06月14日