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土壌の保水力|3つの土壌を使って比較した結果あり

土壌の保水力

水が不足すると作物がしおれますし、それをほっておくと枯れてしまいます。だからといって水を過剰にやってしまうと、根腐れがでて作物の生育が悪くなります。作物をよく育てるには排水をよくするとともに、保水力のある土をつくることが大切です。

植木鉢には赤玉土という市販の赤土が使われますが、これは一つ一つの玉の水持ちが良く、玉と玉の隙間があるので排水が良いです。

排水が良いということであれば砂が一番いいのですが、砂は保水力がないのでいつも水やりをしなければなりません。保水力があれば作物の生育がいいし、水の節約のうえからも水まきの労力が軽減できるので大切です。

保水力のカギは粘土と腐植!

保水力のカギは粘土と腐植

粘土は肥料分の貯蔵庫としての作用を持っていますが、排水や通気性に対してはマイナスの作用を持っています。腐植も肥料や水分の吸着をよくしたり、微生物やミミズなどの有用小動物の繁殖を助けてくれますが、単独では土壌団粒の形成には役立ちません。

粘土と腐植が適度に存在すると、粘土腐植複合体ができ、土が団粒化します。土が団粒化すると土中の隙間が多くなるので通気性は良くなるし、排水も良くなります。しかも、粘土や腐植が単独に持っている肥料分や水分の保持力も、団粒構造ができることによって相乗効果がもたらされます。


土の種類で違う保水力

下図のような実験を行いますと、砂の多い土は下のコップにさっと水が落ちていきますが、粘土の多い土はなかなか水が落ちません。粘土と腐植が適度で団粒構造のできている土は、加えた水の落ちは早いですが、その量は少量です。

つまり、砂土は排水が良いが、保水がありません。粘土質土壌は保水力はありますが、排水に悪いです。粘土と腐植が適度にあって団粒化している土は排水がよく、しかも保水力が良いことが分かります。

土の種類で違う保水力
  • 砂の多い土(左図):すぐに水がしみ出しコップがいっぱいになる。水がたまらずすぐに出てしまう
  • 粘土の多い土(中図):長い時間がかかって少ししかたまらない。水はなかなかしみ出さず、土にたまってしまう
  • 団粒構造の土(右図):適当な早さで出てしまい、あとはもう出てこない。早くしみ出し、たくさんの水をためる

【作成日:2010年4月5日】


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