三相分布とは土壌の物理性を見るのに便利な方法です。土壌は土壌粒(礫、砂、粘土、腐食など)とその孔隙を満たす土壌水と土壌空気の3つで構成されています。それぞれを固相(土壌粒)、液相(土壌水)、気相(土壌空気)といいます。それらの容積割合を三相分布といい、固相率、液相率、気相率などのようにあらわされます。
固相の大部分は土の粒子で、その重さは水の2.5~2.7倍であり、液相は1.0であり、気相である空気はほとんど重さがありません。このように重さに大きな違いがあるので、三相を重さであらわさず容積で示すことになっています。
三相分布は、水やりや乾燥によって変化します。水やりをすると土壌中の固相率に変化はありませんが、気相率が小さく、液相率が大きくなります。また、土壌が乾燥しはじめると気相率が大きく、液相率が小さくなります。一般的に、理想とされる三相分布の割合は、固相率40%、液相率30%、気相率30%で、植物の生育に適しています。
■三相分布の例
| 理想的な土壌 | 湿害土壌 | 干ばつ土壌 |
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| 三相分布の理想的な土壌 | 根が下層に入らず、湿害を受けて枯死する | 根が深くはいるが、乾燥が続くと枯死する |
【作成日:2010年4月5日】