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土壌改良資材の種類|代表的な4つの資材を紹介

土壌改良資材の種類

植物残さ、動物残さ、林業残さ、工業残さや鉱産物、人工合成されたものなど多様な製品があります。

動植物質

堆肥類

堆肥

堆肥は一部を除き肥料取締法において特殊肥料(公定規格がある普通肥料以外の肥料)として定められ、届出が必要な肥料です。また、地力増進法で指定を受けた土壌改良材でもあります。

肥料の特性と用土の特性を併せ持った資材で、土壌の栄養分補給や排水性を高める効果があります。多くの種類の有機質資材を混合し、3~6か月、またはそれ以上をかけて堆積発酵して生産されます。そのため、工業製品とは違い、いつも全く同じ品質とは限りません。

良質の堆肥の見分け方はいくつかあります。簡単なのが臭いで、悪臭や原料の家畜糞の匂いがするものは未熟で、かびや麹のようなにおいがするのが理想的です。

色も重要で、素材の形や色が残っているものは未熟で、発酵分解が終わると黒色や黒褐色になります。

熱を持っているもの(温かい)ものは発酵途中であり、発酵が終わったものは熱を持ちません。特に、未熟堆肥は植物の生育に悪影響を与えるので、使用の際は良質な堆肥を使用することが望ましいです。



1)バーク堆肥(林業残さ)

樹皮やおがくず、剪定枝、廃木材を粉砕して堆積発酵処理をします。植物に害を及ぶす有害成分を分解し、流亡させ、水分含量や粒の大きさを調整して生産されています。

主に排水性を高める等の土壌改良効果に優れます。材料として少量の家畜糞尿を添加することがあります。


2)家畜糞堆肥(畜産廃棄物)

牛糞、豚糞、鶏糞におがくずやわらなどを混合して堆積発酵処理をします。植物に害を及ぶす有害成分を分解し、水分含量や粒の大きさを調整して生産されています。

主に栄養分の補給を目的とした化学性の改善効果に優れます。原料の違いにより効果が変わり、一般的に、牛糞<豚糞<鶏糞の順で肥料効果が高くなります。


3)その他の堆肥

家庭の生ごみ堆肥、下水汚泥堆肥、食品残さ堆肥(ビール、焼酎、おから、コーヒー、茶かす寒天かすなどの絞り粕)などがあります。特に家庭の生ごみ堆肥は、ごみの減量にもつながりますが、扱い方に注意が必要です。



ピート類

ピートは泥炭を意味します。植物に由来するものが長い間土壌中に堆積して炭化したもので、堆積した植物の種類や産地によって呼び名が異なります。

草炭は中国産でスゲなどの湿地帯の植物が、ピートモスはミズゴケが、泥炭化したものです。保水性が高いのが共通した特徴です。


その他の動植物質

亜炭、カニがら、貝化石などがあります。

  • 亜炭:樹木に由来し石炭になりきれていないもので、硝酸などで処理をして腐植化して保肥力を高める資材として使用されます
  • カニがら:土壌中の特定の微生物を増やし、病気に強い土壌を育みます
  • 貝化石:大昔の貝が堆積したもので、主に石灰が主成分でカルシウムを補給し土壌のpHを調整する材料として使用されます

鉱物質資材

バーミキュライトやパーライトなど鉱物を焼成加工したものや、ゼオライトのような天然鉱物、鉄鉱石などの残さである鉱さい、火力発電所の石炭灰などがあります。

物理性の改善に加え、保肥力などの化学性の改善をもたらすものでもあるので、土壌改良材としての評価は個々で異なります。


微生物資材

微生物の菌体をバーミキュライトなどに吸着させたもので、有機物の腐熟促進、病害虫の抑制、健全育成などの効能があります。

しかし、微生物資材の効果は施用後の環境に左右されることもあって、安定しないこともあります。


合成化合物

高分子有機物(合成のりのようなもの)を水に溶かし、土壌に施用することによって、土壌の団粒化を促進し、物理性を改善する資材として使用されます。


【作成日:2010年5月24日】


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