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土壌の電気伝導率(EC)0.3~0.8S/cm程度が良い

電気伝導率EC(Electric Conductivity)

土壌中に含まれている肥料分の目安となる数値です。電気は純水の中では伝わらず、土壌水の中に溶けている物質(イオン化状態)が多いほど電気が流れやすいです。各種養分もイオン化状態になるため、土壌中に含まれている肥料の量の目安として使用されています。

数値が小さいと養分欠乏状態になり、数値が高いと濃度障害を起こしやすくなります。

単位はS/cmであらわされ、一般的には0.3~0.8S/cm程度が良いされ、未耕地では0.1S/cm以下、1S/cm以上だと生育障害が起きます。

なぜ電気伝導率は高まるのか?

ハウス栽培、きゅうり
ハウス栽培の様子

ハウス栽培の事例を紹介します。一般的にハウス栽培をしていて、植物の元気がなくなってくると追肥をします。そうするとさらにECが高まってしまいます。病気だと思って薬剤を散布しますが改善せず、そのうち虫が増えて殺虫剤などの対策を施しますが改善しません。対策としては追肥をしないことです。

また、ハウス内には雨が入らないため、土壌成分が下に流れなく、ハウス内は温かいため水の蒸発が激しいので、下の水が上へと動き、そこに溶け込んだ成分が表層へ移動し、水が蒸発することで、肥料成分が集積してしまいます。

ECは有機質肥料や化学肥料にはあまり多くありません。堆肥の中でも、稲わら堆肥や麦わら堆肥には多くありませんが、家畜糞堆肥には肥料成分が多く入っています。つまり、肥料成分の多い家畜糞堆肥を入れているにもかかわらず、さらに化学肥料を入れてしまうので、土壌中のECが高まってしまうです。


電気伝導率を下げるには?

ハウス栽培でECが高まってしまったら、どうすればよいのでしょうか?普通はハウス内に水を張り、肥料分を流しますが、そうするとそれが地下水に流れ込み地下水を汚染してしまいます。

収穫が終わった後に肥料分を取り除くには、熱帯性の牧草を生やすことをおすすめします。土をすべて取り換えてもよいのですが、費用がかかりますし、せっかく土壌中に肥料成分を増やしたのにもったいないです。

トラクターで土と草を混ぜ合わせ、肥料を入れずに堆肥を減らし、再び農業をします。資源のリサイクルにも役立ちます。

【作成日:2010年4月22日】


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