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近代的な2つの栽培方法|養液栽培と植物工場

 終戦直後に世界一の水耕栽培農場

養液栽培や植物工場は近代的な栽培方法

 終戦直後の日本に世界一の規模の水耕栽培農場が生まれました。戦後アメリカの駐留軍は、サラダなどの生野菜が食べたいのですが、人糞肥料を使って栽培していた日本の野菜は、寄生虫の卵があるということで食べられませんでした。

 それで衛生的な野菜を作る必要があり、東京の調布の飛行場の跡地に、22ヘクタールのとてつもなく大きな水耕栽培の農場を作りました。他に琵琶湖のほとりの大津にも11ヘクタールの農場を作りました。このとき日本の技術者も手伝いに駆り出されたのです。

 土に替わる栽培として、水耕栽培も考えられるということで、日本の水耕栽培の素地が出来上がりました。水耕栽培では、土というある種の制限がなくなりました。昔、つくばの科学万博で有名になった水耕「トマトの木」などは、1つの株から1万5000個のトマトを実らせることができました。

 実際に今では、水耕栽培でトマトを作っている温室が全部で500ヘクタールぐらいあります。現在、日本の温室総面積の約5万ヘクタールのうち2000ヘクタールが養液栽培面積で、年々増えています。


 養液栽培の特徴

 省力化や自動化

養液栽培や植物工場は近代的な栽培方法

 省力化や自動化によって、土づくり・施肥・除草などの作業から、解放される可能性があります。コンピューターも今は安くて性能も良くなっていますので、培養液や温室の環境量などをコンピューター制御できます。



 快適な職場

養液栽培や植物工場は近代的な栽培方法

 清潔な栽培で快適な職場になりうることです。溶液栽培は土からくる病気がほとんどできないので、薬剤散布の回数も減少します。さらに雨が降っても冬でも働ける環境なので、職場としても良いです。

 高設ベンチというものがあります。葉菜類やイチゴの栽培で使われますが、農作業時の腰痛から解放されます。このような労働環境は、園主やパートさんや若い後継者にも魅力的だと思います。



 環境に優しい

養液栽培や植物工場は近代的な栽培方法

 養液栽培は、ふんだんに水を使っているのではないかと思われがちですが、実は典型的な節水・節肥栽培なのです。

 例えば、土で栽培する場合は、植物が吸収する2倍くらいの水や肥料が必要です。そうしないと育たないのです。溶液栽培は1.2倍以下で済みますし、技術が進めばほぼ1倍でも栽培ができます。



 病害虫の被害を軽減

養液栽培や植物工場は近代的な栽培方法

 施設の中なので、天敵の利用が効果的で農薬の使う量が減ります。また、受粉を助ける訪花昆虫の利用なども効果的です。

 土の消毒に使われる臭化メチルという薬剤があります。これは地球のオゾン層の破壊するということで、2005年には全面使用禁止になりました。そうすると養液栽培は、今以上に重要な栽培技術になるのではないでしょうか。



 企業的な経営ができる

養液栽培や植物工場は近代的な栽培方法

 養液栽培はスケールメリットが大きいです。大規模経営になるほど、有利な経営ができます。大体1ヘクタールだと、売り上げが1億から1億5000万円ぐらいになります。経費が7~8割ぐらいです。それを働く人で割ると、1人年収1000万円も夢ではありません、



 温室の面積を最大限に利用できる

養液栽培や植物工場は近代的な栽培方法

 立体式栽培ベンチ、電動式移動ベンチ、リフトベンチなどで、面積のほぼ100%利用する工夫もされています。



 差別化商品の生産

養液栽培や植物工場は近代的な栽培方法

 清潔で安全な生産物を作ることは、生産者の共通の夢です。無農薬や低硝酸などの野菜を作れば、高価で取引ができる可能性があります。


 養液栽培のデメリット

養液栽培や植物工場は近代的な栽培方法

 膨大な施設や設備費が必要なことがあげられます。それから、栽培技術も未完成な所があります。政府がこの技術の将来性を認めて、公的な支援システムが作られるべきだと思います。研究開発、研修、アフターケアなども必要なのです。

【作成日:2012年8月10日】


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