※写真はナツツバキ。樹皮は灰色または灰褐色。花は1日で落ちる。ヒメシャラはナツツバキよりも暖地性で、樹皮が赤褐色で美しい。
ナツツバキ(シャラ)、ヒメシャラはシンボルツリーとして、大変人気のある花木。ナツツバキは花がツバキに似ていることからこの名がついた。初夏も6月から7月に直径5~7cmの白い花が咲く。ヒメシャラはナツツバキによく似ているが花は小さく直径2cmぐらい、葉も小ぶり。
両種とも樹高10~20mにもなる高木だが、庭では樹高3~5mの株立ちのものがよく使われる。
落葉木に剪定する。太い枝を生育期に切ると、切り口から腐ることがある。樹形は基本的には自然樹形(ほうき立ち形)で、主な剪定は重なり枝や密生した枝の枝すかし、飛び出し枝の剪定。枯れ枝は日当たりが悪いために枯れるので、枝すかしを行う。太い枝を切った場合は切り口に必ず保護剤を塗っておく。
鉢植えはコンパクト苗木を選び、ほうき立ち形に仕立てるか、側枝仕立てにする。側枝仕立て、あるいは低く育てたい場合は苗の段階で高さ30~50cmに切り詰める。こうすると強い側枝と弱い側枝が発生するので、6月から7月に強い側枝の若い先端を摘むようにする。以後、冬期の剪定と夏期の枝摘みを適宜に行って好みの樹形をつくる。
日当たり、水はけのよい場所を選び、腐葉土や堆肥などを多めに入れて土壌改良をして植えつける。深植えにしないことがポイント。株元に敷きわら、腐葉土などでマルチングしておくとよい。アプローチなどに植える場合は、半日程度の日当たりでもよい。
夏の乾燥に弱いので、庭植えも地表面が白く乾いたら水を与える。乾きやすいところではマルチングが効果的。鉢植えは乾かさないように気をつける。
草花が育つところではほとんど必要ない。
植えつけ後、2,3年たっても育ちが悪い場合は寒肥を施す。成木1本当たり堆肥(腐葉土)10リットル、化成肥料100~200gが目安。鉢植えは3月と6月から7月に緩効性化成肥料を置き肥する。
挿し木または実生でふやす。挿し木は初夏に今年枝を挿す(緑枝挿し)。実生は秋にとりまきする。
特に目立つものはないが、カミキリムシの成虫を駆除する。
【作成日:2008年6月22日 更新日:2009年5月28日】