※写真はハイビスカス。情熱的な真っ赤な色です。
夏には欠かせない代表的な熱帯花木。花色は赤、白、黄、桃、橙、覆輪などバラエティに富んでいる。
花形も多彩で花の先端にさらに花が咲いているようなユニークな2段咲きや、ハワイ原種でややピンクがかった白色の印象的な花、ヒビスクス・アーノッティアヌスが加わり楽しみが広がった。
最近導入された注目の種。ハワイ原種で、ホワイト・オアフ・ハイビスカスと呼ばれる。
白い花弁と長い真っ赤な花柱とのコントラストが鮮やか。花径15~20cm、5~10月開花。3℃で冬越し。
学名【Hibiscus Arnottianus】
ハイビスカスは新しい枝に花をつけるので、随時、徒長枝や古い枝を切り戻し、新梢を出させる。矮小剤(植物成長ホルモンの一種で節間んを短くし、草丈を低く抑える薬剤。)の効果の切れた鉢植えや、矮小処理をしていない株は、大きくなりすぎてしまう。
このような株は3~5節を残して伸びすぎた枝を切り戻す。初夏から夏にかけて残した節の葉脈からすぐに新しい芽が伸び、花芽をつける。
3~5℃まで耐えられるので、沖縄県などの一部の地域では戸外に植え付けることができるが、一般的には鉢植えを楽しむ。開花株や苗を手に入れたら、肥沃な用土に植え替える。6月中旬から8月中旬の間ならいつでも可能。
開花期なので、根鉢をくずさないように、ひと回りからふた回り大きな鉢に植え替える。赤玉土6、腐葉土3、堆肥1の配合土、または市販の園芸用土を用いる。
水を好む。初夏から夏にかけては高温期なので蒸散が激しく、鉢土がよく乾く。鉢土を乾かすとしおれてしまうので生育期はほぼ毎日水を与える。朝与えた水が夕方までに乾いたら、夕方にも与える。
多肥を好むので、肥料を切らさないようにする。肥料切れすると生育が鈍り、花つきが悪くなる。1ヶ月に1回、緩効性化成肥料(N-P-K=8-12-10など)を5号鉢に3個、固形油かすなら月1回、鉢に2個置き肥する。ただし、真夏に高温で弱っているような下部には置き肥は施さず、液体肥料を週に1回程度施すようにする。
挿し木でふやす。枝を2~3節に切り、大きな葉は半分に切り、赤玉土などにさして明るい日陰に置けば、2~4週間で容易に発芽する。秋にさせば、冬越し用の小苗づくりもできる。
生育期を通して、最も発生しやすいのがアブラムシ類。発生すると新芽を覆うほど密生し、気味が悪いぐらいひどくなる。アセフェート粒剤など、浸透移行性の殺虫剤を鉢土の表面に散布すると防除できる。
高温多湿の日本の夏は夜の気温も高いので、さすがのハイビスカスも暑がって夏バテ気味で、花が小さくなったり、咲かなかったりする。
秋になるとまた花が咲いてくるが、真夏でも花を咲かせたいなら、木陰に置いたり、よしずで日よけをして、日中少しでも涼しくしてあげると多少軟弱にはなるが、開花する。
11月から5月まで室内に取り込む。ガラス越しの日光が当たる場所に置き、鉢土が乾いたら水を与える。大株を入室する場合は切り戻してコンパクトにするとよい。分枝した基部から葉を2~3枚(2~3節)残した節のすぐ上で切り戻す。また、挿し木苗で冬越しすれば場所は取らない。
【作成日:2008年11月3日】