※写真はドウダンツツジ。白色で壺形の花を咲かせる。
庭木に利用されているのはドウダンツツジ、サラサドウダン、シロドウダン、シロドウダンの赤花であるベニドダンの4種類である。樹形は似ているが、花の形がまったく異なっているので判別は容易である。
花の美しさ、秋の紅葉、冬の枝の繊細な美しさが観賞の対象になる。紅葉は秋の気温が低く、朝夕の寒暖の差が大きい年ほど鮮やかになる。
庭植えのドウダンンツツジは丸く刈り込んだ樹形に剪定されることが多い。ツツジと同じように夏に次の年の花となる花芽が分化するので、夏以降の剪定は行わない。丸刈り剪定は花後なるべく早く行う。冬の枝姿や紅葉を楽しむ場合には、花芽分化に関係なく、いつ剪定してもよい。
一般には5月から6月に丸刈り剪定をし、正月前に徒長枝を刈りそろえる。数年、丸刈り剪定を行って樹高が高くなった場合は、太い枝や幹の部分まで低く切り戻しをする。2~3で細い枝が密生し、元の樹形になる。
サラサドウダン、シロドウダンは自然樹形が観賞の対象になるので、樹形を損なわないよう間引き剪定を行う。
日当たり、水はけのよい場所を好むが、根を浅く張るので乾燥の害を受けることがある。西日が直射するような場所に植えるのは避けたほうがよい。
夏の間ピートモス、腐葉土などでのマルチングをするのも効果がある。植えつける前に用土にピートモス、腐葉土を2~3割混ぜて保水性を高めておくのもよい。植えつけの適期は2~3月と10~11月。
庭植えは夏期に晴天が続き、ひどく乾燥している場合を除き必要ない。鉢植えは鉢土の表面が乾いたらたっぷり与える。冬期は控えめにする。
花後に緩効性化成肥料を施すが、紅葉を楽しむためには、夏の間、十分に日光に当てて葉を生育させ、秋には肥料分が切れるように少なめに施す。
2月から3月に前年枝を10~15cmに切って赤玉土などに挿し木する。あるいは夏に今年伸びた枝を10cm前後に切って鹿沼土のような保水性、通気性のよい用土にさし木してもよい。
乾燥やハダニの被害によって葉を傷める紅葉の美しさが損なわれる。乾燥する時期にはダニの発生が多くなるので殺ダニ剤を予防的に散布して防除する。
【作成日:2008年10月24日】