※写真はサンシュユ。ハルコガネとも呼ぶ。
中国名「山茱萸」を音読みした名だが、径4~5mmの小花が固まって咲くところから別名ハルコガネ。花後結実して楕円形の果実が10月頃赤く熟するのでアキサンゴとも呼ばれ、古くから切り花として利用されてきた。
薬用植物として江戸時代中期に導入された樹木だが、今では春の代表的な花木として定着している。樹勢が強い。
放任すると、地際から斜上する枝を出して大株立ち状になるので、早めに枝を2~3本に整理するか、主幹を1本にしてほかの枝を切り取り、基本的な樹形をつくっておく。
しかし、そこから出る小枝も水平に近い角度で発生するので、場所に合わせて樹形を整える。枝が込みすぎた株は花の咲き始めごろに大きな枝を間引くように切り、切った枝は切り花にするとよい。
日当たり、水はけのよい保湿性のある肥沃な土地に適するので、やせた土の場合は堆肥や腐葉土を十分に混ぜて植える植え付け後、株元に敷きわら、腐葉土を厚めにマルチングすると効果的。
鉢植えは、7~10号鉢に植えて、あまり枝を出さないように仕立てるとよい。
庭植えはほとんど必要ないが、鉢植えは初夏から夏にかけてたっぷり与える。花芽分化前の7月はやや控え気味にする。
寒肥(骨粉、油かすなどの有機質肥料)のほか、初夏と初秋に緩効性化成肥料を施す。
つぎ木でふやす。
あまり見られないが、日当たり、風通しが悪いとうどんこ病が発生するので、ベノミン剤、チオファネートメチル剤で防除する。
果実のつき方には個体差があり、どの木も真っ赤な実をたくさんつけるわけではないが、本種は特に実つきのよい個体を選抜したもの。秋にびっしりと赤い実をつける。
家庭果樹用のサンシュユとして10年前に登場。小指の先大の果実をたくさんつけるが、株がある程度の大きさにならないと結実しない。ただし花は、50~60cmの苗でもよく咲く。
【作成日:2008年10月24日】