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ヤマボウシ【シンボルツリー】育て方のポイントと特徴

ヤマボウシの概要

ヤマボウシはシンボルツリーに使え、狭い庭やベランダでは鉢植えを楽しむ。狭い庭では剪定を行うが、放任しても自然に樹形が整う庭木で育てやすい。実はジャムや果実酒に使える。

ヤマボウシ【シンボルツリー】育て方のポイントと特徴
シンボルツリーに使えるヤマボウシ
  • 分類:落葉高木
  • 学名:Cornus kousa
  • 科名:ミズキ科
  • 属名:ミズキ属
  • 原産地:本州~九州、朝鮮半島、中国
  • 樹高:10~15m
  • 葉張り(樹冠の横幅):10~15m
  • 花言葉:返礼、友情
  • 用途:シンボルツリー、庭木

ヤマボウシとは?

ヤマボウシ【シンボルツリー】育て方のポイントと特徴
庭にシンボルツリーとして植えたヤマボウシ

ハナミズキに似ている花

ヤマボウシの花はハナミズキの花によく似ていて、総苞片(そうほうへん)にくぼみがなく先端がとがっているヤマボウシ、先端にくぼみがあるのがハナミズキである。ヤマボウシの方が全体的にすっきりした印象を与え、新緑が美しい5~6月に登山に出掛けると真っ白な花が目に飛び込んでくる。


ヤマボウシは日本に自生

日本の山地に自生するヤマボウシはわずかに植えられている程度だが、近縁種のハナミズキは全国どこででも見られるほど普及している。サクラに続いて咲くハナミズキに比べ、ヤマボウシは花が5~6月と少し間をおいて開花することや花があでやかさに欠けること、品種が少ないことなどが理由からだと考えられる。


花は目立たない

ヤマボウシで白く見えるのは本当は花ではなく総苞片(そうほうへん)というものである。花は総苞片の中心に20~30個の集まりあまり目立たない。総苞片は先端がとがった端正な表情で4枚からなり、ヤマボウシの樹冠を埋めるように咲く。


名前の由来

ヤマボウシ(山法師)の花の中心にある丸いつぼみの集まりを「法師の坊主頭」に、白い総苞を「頭巾」に見立てたことに由来している。


常緑ヤマボウシとは?

ヤマボウシは一般的に落葉樹だが、中国原産のヤマボウシには1年中葉をつける常緑樹の種類もある。ホンコンエンシス、ホンコンエンシス(月光・ムーンビーム)、ヒマラヤエンシスなどである。最近出回り始めた種類で、普通のヤマボウシよりは花があでやかさは欠ける。


ヤマボウシの楽しみ方

実は甘くジャムや果実酒に

ヤマボウシ【シンボルツリー】育て方のポイントと特徴
ヤマボウシの赤い果実

ヤマボウシの花後に結実した果実は8月下旬~9月にかけて赤く熟し、どろんとした甘さで中には種子がある。実は生でも食べられマンゴーやバナナ、アケビの味に似ている。実からジャムや果実酒も作れ、「実+砂糖+レモン汁=ジャム」になり、「実+ホワイトリカー+砂糖+レモン=果実酒」となる。ヤマボウシは魅力的な長所が多い。


秋の紅葉は美しい

ヤマボウシの秋の紅葉は風情がありとても美しく、明るい赤色から黒っぽい赤色まで1枚1枚違って見えるのが特徴。樹肌はうろこ状にはがれ、はがれた後は薄い赤色をしている。


狭い庭やベランダで鉢植えを楽しむ

ヤマボウシのほとんどの品種が鉢植えで育ち、成長速度が遅いので扱いやすい。樹高1mぐらいまでは6号鉢、1.5~1.7mぐらいで10~12号鉢で育てられる。ただし、限られた用土の量なので十分肥培し、2~3年おきに植え替える。紅花の種類(ベニバナヤマボウシなど)はたっぷりと日に当て花の発色をよくする。また、大きなワイン樽を2つに切った大型コンテナなら2m内外の木が植えられるので、根元に横に広がる草花やユキヤナギ、コトネアスターなどをあしらうと立派なミニガーデンができる。


育て方・栽培のポイント

ヤマボウシ【シンボルツリー】育て方のポイントと特徴
花が赤くなる品種と赤い果実

植えつけ、移植

庭土が砂質や粘土質の土の場合は堆肥や腐葉土を少し多めに入れて、保水性・排水性のよい土にする。植えつけ場所は日当たりのよいところから午前中日が入るところがよい。特にヤマボウシの園芸品種「ミス・サトミ」や「ベニフジ」などのように紅花種は、日当たりのよいところのほうが発色がよい。

ヤマボウシは少し高めに植えつけ、根を乾かさないように根元に敷きわらなどのマルチングをすることがポイント。植えつけや移植の適期は2~3月上旬または12月だが、厳寒期は避けるようにする。


基本の剪定

ヤマボウシ、シンボルツリー

ヤマボウシの剪定適期は12~翌年2月

ヤマボウシのは放任しても自然に樹形が整うので特に剪定は行わないが、狭い場所で育てる場合は場所に合った大きさで楽しむ必要がある。ハナミズキと同じように枝を輪生状に発生させるので、低く仕立てたいときは目的の高さの輪生枝の上で切る。枝張りの制限については、樹冠の周囲の枝を切り取るが、切る枝はつけ根から切るようにする。太い幹や枝を切った時は切り口に保護剤を塗っておくこと。


水やり

庭に植える場合は、根づいてしまえばあまり水やりは必要ありません。鉢植えの場合は、春から秋にかけては普通に水をやり、冬は落葉し休眠しているので乾かし気味に管理する。


肥料

庭植えの場合は、普通の庭土であればあまり必要ないが、寒肥(2~3月頃)として油かすと骨粉を等量混合したものを根元に施すとよい。

鉢植えの場合は、寒肥のほか、初夏と初秋に化成肥料などを施す。寒肥は固形の緩効性化成肥料や有機質肥料を置肥するのが簡単。


ふやし方

自生するヤマボウシは実生でもふやせるが、サトミやミルキーウェイなどの園芸品種はつぎ木(2~3月が適期)か挿し木(6~8月が適期)でふやす。挿し木は日当りのよい場所で育った枝をさし穂として選び、その枝を8~10cmの長さに切り、葉は1~2枚残し下葉は取り除く。切り口をそろえ水あげし鹿沼土にさし、鉢上げは11~3月に行う。


病害虫

ヤマボウシには病気や害虫がほとんどみられない。うどんこ病が全くつかない。

更新:2017年07月29日|公開:2015年10月28日


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