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7. 芝生の施肥

 施肥の条件は土壌の状態や芝生の生育状況によって変わってきますが、基本は生育期に施すということです。また、適切な施肥を行うには、各肥料やその成分の性質をよく知っておく必要があります。


【1】施肥の意義

 野山に自生している芝は、天然の養分を取り込んで生育していますが、庭園や家庭に植えられている芝はそれがままなりません。次の理由から人為的に養分を施す必要があります。

  • 景観と利用の面から草丈を一定に保つ。
  • 緑の濃い芝生が望まれるため。
  • 芝面を均一に密にするために生育を旺盛にするため。
  • 頻繁に芝生を利用することによる痛みを回復させるため。

 ☆施肥は芝生を均一で美しく保ち、病害虫による抵抗力も強くするので重要です。


【2】肥料の成分

 芝生に栄養を与え、生長したところを刈り込む、というリサイクルができあがると、雑草も生えにくくなり、密生した美しい芝生になります。栄養で特に必要なのが、3要素と呼ばれるチッソ、リン酸、カリウムです。カルシウムも必要な要素です。
 ■チッソは、葉や茎の生長に一番大事で、芝を緑にする役目を果たします。しかし、与えすぎると根の発達によくありません。
 ■リン酸は、植物が枝分かれし、生長する働きを助けます。温度変化や乾燥、病害虫に対する抵抗力を強くします。
 ■カリウムは、環境への適応力や踏み圧、擦り切れ、病害虫に対する抵抗力を強めます。
 ■カルシウムは、芝の栄養になるだけでなく、酸性の土を中和したり、土の中で溶けにくい肥料を分解したりします。


【3-1】施肥の時期(暖地型日本芝:コウライシバの場合)

 芝の生育期に肥料を施すのが一番効果的ですが、春から施し始めます。

  • 4月:チッソ分10%程度の芝生専用の化成肥料を1平米当たり20g施す。
  • 5~8月:チッソ分10%程度の芝生専用の化成肥料を1平米当たり30g施す。
  • 9月:リン酸、カリウムの多い肥料を1平米当たり50g。(チッソ:リン酸:カリウム=3%:6%:4%)

 ☆肥料を与えただけで答えてくれる植物なので、芝の生長は見違えるほど良くなります。


【3-2】施肥の時期(西欧芝の場合)

 芝の生育期に肥料を施すのが一番効果的です。

  • 3月:チッソ分10%程度の芝生専用の化成肥料を1平米当たり20g施す。
  • 4~6月:チッソ分10%程度の同様の化成肥料を1平米当たり30g施す。
  • 7~9月:夏場:寒地型西欧芝は夏の高温に弱いので、梅雨明けの施肥はひかえる。
  • 10~12月:チッソ分10%程度の同様の化成肥料を1平米当たり30g施す。

 ☆肥料を与えただけで答えてくれる植物なので、芝の生長は見違えるほど良くなります。


【作成日:2008年8月25日】