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17. 水はけの対処方法(暗渠排水と表面排水)

 水はけが悪いと、芝の根が腐ったり、病害虫の被害を受けやすくなったりし、きれいな芝生にすることができません。芝を植える前に、土の状況をよく調べ、排水対策を施すことが大切です。


【1】暗渠排水の方法

 暗渠排水とは、地中に染み込んだ水が、いつまでも過剰に残っていると、芝の根を腐らせたりするので、そういう事態を解消する方法です。
 地面に溝を掘り、そこに透水性のよい砂利を入れ、水はけのよい土を10~20cm上にかぶせて透水性のある土壌をつくります。砂利を入れるだけでも排水は行われますが、より効果的な方法は、溝の中に塩ビやコンクリート製でたくさん穴の開いた配水管を埋めることです。地中の水が配水管を通り、より早く水が雨水ますに流れます。


【2】表面排水の方法

 表面排水とは、芝生を張るときに傾斜をつけることで水の流れを作り、雨水ますや溝に水を流す方法です。
 水はけの対処は、本来庭を造成するときに十分な対策を講じなければなりませんが、後から行う場合は芝生の表面に流れる水を、早く庭の外へ出すという対処方法をとるのがよいでしょう。
 芝生下の土は踏み固められると浸透性が悪くなります。雨水などは染み込んでいかなくなり、表面に水たまりができることがあります。これは水がたまる部分が周囲よりも低くなっていることから起こります。目土を施すことにより、表面の水がうまく流れるような傾斜をつけてやると水たまりは解消されます。
 また、極端にへこんでいる場合は、一度張り付けた芝をはがして、土を盛るなどして芝生面に勾配をつけます。芝生の一番低いところには雨水ますや溝をつくったり、仕切り線に沿って排水溝をつくったりして対処します。
 雨水ますは目立ちますので、つくる場所や大きさに気をつけます。雨水升が気になる場合は、雨水マスの蓋の上に花瓶や人形などを置くのも一考でしょう。


【3】土の入れ替え

 水はけの悪さは粘土質の土壌でより顕著になります。芝の根は20~30cmぐらいの深さまで伸びるため、粘土質で水はけの悪い土では、この高さ分土を入れ替えると効果的です。
 しかし、残土処理や客土用土の購入などに費用がかかります。大掛かりなので業者に依頼しましょう。


【4】土壌改良剤

 土壌改良剤である、バーミキューライト、パーライト、川砂などを入れたりして土壌を改良します。


【5】鎮圧(水はけ対処後ポイント)

 芝を張りつける前に、たたき板など使い歩いて靴のかかとが薄くつく程度に土をたたきます。これを鎮圧といい、この作業をしないと、芝張り作業中に床面が凸凹になり、へこんだ所にまた水がたまってしまうので必ず鎮圧してください。


【6】適正時期

 芝生面に傾斜をつけるのには、芝をはがして高さを調節し、再び芝を張ります。芝張りの作業に適した3~6月に行いましょう。


【7】土をほぐす

 重機で土の工事をすると必要以上に土が固くなりますので、このような時は、土を適度な状態に一度ほぐしてからローラーでしめるという転圧作業をします。
 土が固すぎると水が染み込んでいかないので、芝の表面に水がたまり、根腐れの原因になることもあります。


【作成日:2008年9月21日】