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屋上緑化に注目せよ!狭い敷地の家は屋上に庭を作ってはいかが?

屋上緑化のメリット
狭い都会の土地。そこで屋上緑化のメリットや効果、問題点を紹介します。

 今、屋上緑化が注目されています

地球温暖化の影響もあり、都市部では建築物の屋上の緑化が義務づけられています。最近は高層ビルの屋上に水田が作られたり、本格的な庭園さえもできています。花壇やハーブガーデンは多くの人たちに公開されていますし、ビオトープを研究するなどの目的を持った実験的な庭もつくられています。

屋上庭園は、建築の計画当初からプランされている場合と、屋上ができたので庭をつくろうかというケースがあります。屋上庭園をつくる時に初めから考えておかなければならない条件は、荷重・排水・防水・水やりなどです。あとから庭でもつくろうかという場合には、防水が一番の問題になることが多いです。

■ 行政も助成金を出しています

行政機関も補助金を出して積極的にすすめています。

☆ さいたま市の屋上緑化に出る補助金 ☆
面積 経費 限度額
2万円/m2×対象緑化面積 対象経費の2分の1 上限額100万円

※上記のいずれかの一番低い金額を補助してくれます。
※ご自分の近くの役所に問い合わせてみてください。


 屋上緑化の一番の問題点は?

日本庭園の屋上
日本庭園風にして、石・植物・コケ・目隠しフェンスなどを設置しましょう。

 1tの重さに耐える設計が必要

庭づくりには土や石、植木が必要です。その重さに対してどう対処するか?屋上に芝を張るだけでも、盛土を20cmくらいとして、1m当たりの耐荷重は400kg前後となります。雨が降って水を含めば、重さも増えます。サツキ、ツツジなどの低木を植えるには30cmくらい必要ですが、この場合は1m当たりの耐荷重は500kgです。

庭石や樹木を使った場合は、盛土も含めて1000kgくらいの耐荷重が必要になります。かなりの重量です。それを見越して、梁を多くするなどの対策が求められます。このように建物の構造的な対処と、造園側の素材に対する配慮を合わせた上で、初めから計画を立てて、同時進行で進めるのが理想的です。


 荷重を減らす知恵

荷重を軽くするためには、客土の量は減らし、多孔質の土壌改良剤を混ぜて土づくりをします。この土壌改良剤は、屋上庭園の土壌の軽量化をはかるとともに、「保水性」「透水性」という特徴をも併せ持っています。石を焼成して、軽石のように多孔質にしたもので、商品名は色々ありますが、パーライトと呼ばれるものが代表的であり、これを補うものにバーミキュライト、ピートモス、ネニサンソなどがあります。この改良剤は、ポンプ車で一気に屋上まで上げられるので、作業はぐっと楽になりました。


 こんな庭石はいかがでしょうか?

庭石はなるべく比重の軽い鳥海石、黒ボク石、抗火石などを使います。好みもあるので、他の種類を使う場合は、設計図を確認した上で、梁や柱の位置に置くようにすべきです。


 雨漏りは一番厄介な敵

芝生を敷いた屋上
屋上緑化には、芝生やセダムを植えるのが一番簡単です。

 防水モルタルをしっかり塗る

建築工事の防水対策に加えて、屋上庭園の工事に入る前に、さらに防水剤を入れたモルタルを、排水を考えかなりの勾配を強くして塗ります。このとき忘れてはいけないのが、立ち上がりの壁まで塗ることです。

盛土を50cmにするなら、それ以上の高さまで塗り上げておく必要があります。植木に水をやったり、雨が降ったりして、土が水分を含んでいる場合、防水が盛土より下になっていると、長い時間をかけて、じわりと水がにじんで、階下への水漏れの原因になる恐れがあります。


 水がたまらない工夫

石を並べたり、花壇をつくる時に、床に水がたまるような角をつくらないように心がけることが大切です。「入り隅(いりずみ)」といいますが、これはできるだけ避けて、水をまいた時にきれいに流れていくように気をつけながら、工事を進めてください。


 水はけをよくする排水対策

水がたまっていることは水漏れにつながりますので、客土の下は水はけをよくするような砂利の層か、下が空洞になっているパネルを敷きます。この種の商品は多く発売されているので、予算と広さに合わせて、どれを使うか選択したらいいでしょう。


 低木の植木を植えましょう

盛土の厚さによって、植える植物の種類は決まってきます。サツキ、ツツジなどの低木なら問題ありませんが、1.5m以上の植木ですと、風で倒れたり、地上に吹き飛ばされるなどの心配があるので、風よけのための垣根や塀をつくります。その上で、支柱をしたり、ワイヤーで垣根に固定することも必要です。


 水がすぐに無くなってしまう?

ウッドデッキの屋上
重量が重いと心配です。ウッドデッキを設置したり、コンテナでの草花くらいでしたら問題なし!

 根元だけでなく、葉水も大事

屋上庭園に植えた木は風当たりが強いため、葉の水分がすぐ飛んでしまうので、根元に水をやるとともに、葉にも水をかける「葉水(はみず)」をやることが大切です。葉や幹に十分かけてやれば、根元に特別に水をやる必要はありません。


 風が当たらない工夫が必要

春になって、新緑の頃に強い風が吹くと、新芽が痛めつけられ、飛んでしまうことがあります。毎年、同じような状態であっても、植木には感心するもので、いつかそのような悪条件にも慣れて、立派に丈夫にその場で生長していきます。しかし、風の当たらないようにしてやることが大切です。


 スプリンクラーがあると便利

屋上庭園は乾燥が激しいので、自動的に水やりができるようなスプリンクラー設備があると便利です。水滴が少しずつ出るドリップ式もあるので、植木や鉢にあったものを探してみましょう。一日何度も屋上に上がるのはかなり億劫ですので、ぜひとも取り入れて欲しい設備です。


 屋上庭園に置く石はどんなものがいいか?

屋上庭園で快適生活
屋上庭園からは眺めがいいので、快適に過ごすことができます。

 おすすめの軽い石

屋上庭園を作る場合は、荷重の面から比重の軽い石を使ったほうが無難です。オススメの石は、新島でとれる抗火石が多孔質で軽く、細工も簡単に行えます。これは盆栽の世界では「水あげの石」としてよく使われてきました。そのためか、値段も安くありませんし、大きな石は出荷していません。色の白いのが難点で、石を組み終えたら、墨を溶いた水をかけてやります。よく水を吸収するので、黒っぽい石に変身します。庭の世界ではこれを「なじませる」といいますが、なじませることによって、工事完了の時には落ち着いた色調の石になっています。


 プラスチックの人工石もあります

また、FRP(繊維強化プラスチック)で形成された石があります。できのよい石ならいいのですが、安っぽいものもあるので、気をつけましょう。人工の石と明らかに分かる程度のものでしたら、使わないほうがよいだろうと思います。


 庭石を作ってもらうこともできる

庭石も最近は「つくる」時代です。群馬県の鬼石あたりの石の工場では、ダイナマイトで採った石に金鋼砂や鉄球を含んだ高圧の水を吹きかけて、石のギザギザを除去して「庭石」をつくっています。このような設備を持っている工場では、コンクリートの床に置けるように、石の下部を平らに切って、座りの良い石を作ることができます。石の中身をくりぬいて軽くすることも可能です。

本物の重い庭石を使うこともなく、それらしく表現できるので、その現場に合わせて石を選ぶことができることがメリットです。

【作成日:2013年3月7日】


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